誰も作らない映画のDVDラベル Shin-Toho Studio 新東宝
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誰も作らない映画のDVDラベル

オッサンたちの為に作ってます!!

スーパージャイアンツ 宇宙怪人出現 Super Giants 7: The Space Mutant Arrives (1958)

スーパージャイアンツ宇宙怪人出現

これが宇津井健が主演の「スーパージャイアンツ」の7作目で
監督は三輪彰。これでシリーズのラベル全作完成です。
お疲れさんでした。

今回は悪の組織をあやつる博士(大谷友彦)が作り出し大暴れする
宇宙怪人と対決するスーパージャイアンツの活躍を描いています。

出演は浅見比呂志、中村彰、田原知佐子名義の原知佐子、勝間典子、
国方伝、川部修詩
など。

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続スーパージャイアンツ 悪魔の化身 Super Giants 8: The Devil Incarnate (1959)

続スーパージャイアンツ 悪魔の化身

久しぶりに宇津井健が主演の「スーパージャイアンツ」シリーズです。
これは8作目で富士映画製作、新東宝が配給で監督は赤坂長義

戦争で死んだ娘(宮田文子)を蘇らせ子供や女性を襲わせ、さらに強力な
毒薬を開発し地球を征服しようとする博士(大谷友彦)一味と対決する
スーパージャイアンツの活躍を描いています。

共演は博士の悪事を知らずに彼の助手をしている青年を明日香実
その恋人を瀬戸麗子が演じていて、この映画のヒロインです。

いい素材がなくて上手く作れませんでした。
これでシリーズのラベルは残り1作となりました。

人形佐七捕物帖 裸姫と謎の熊男 (1959)

人形佐七捕物帖・裸姫と謎の熊男

新東宝の「人形佐七捕物帖」シリーズの第7作目で、今回も佐七を
中村竜三郎が演じています。監督は山田達雄。今月、衛星劇場で
やっています。

文珠屋、上総屋、越後屋と言った江戸の豪商たちが次々に殺される
事件の解決に挑む人形佐七の活躍を描いています。

で手掛かりは文珠屋が殺された時に目撃された女中の松浦浪路
(文珠屋に言い寄られて身投げしている)の姿と熊男(と言っても熊の
縫いぐるみを着てるだけで怖くない)。

共演は佐七の子分は鮎川浩、小高まさるで前作と同じ、同心の
神崎甚五郎も高松政雄で同じ、新たに小畠絹子が女目明しで登場、
松浦浪路は行方不明の松平藩の姫役の二役、嵐寛寿郎は殿様役で
ゲスト出演、他に伊達正三郎、広瀬康治、川部修詩、国創典、守山竜次、
細川俊夫
などが共演しています。

人形佐七捕物帖 鮮血の乳房 (1959)

人形佐七捕物帖 鮮血の乳房

新東宝の「人形佐七捕物帖」シリーズ第6作目ですが、それまで佐七を
やってた若山富三郎が東映に移籍したんで今回から後年はテレビの
「水戸黄門」で悪代官など悪役ばかりやってた中村竜三郎が佐七を
演じています。監督は小野田嘉幹。今月、衛星劇場でやっています。

話は昔、泉州堺で抜け荷のとがで取り潰しになった大店の娘たち
お春(北沢典子)、お夏(松浦浪路)、お秋(三原葉子)、お冬(浜野桂子)、
と言っても本人たちは別々に育てられた為に、姉妹だと知らない設定、
が身に着けているお守り(その中に残された大金の隠された秘密がある)を
廻って起きる連続殺人事件の解明に挑む人形佐七の活躍描くのが
大筋です。

若山富三郎の5作は全部録画を持ってまして(ラベルも作成済み)、
その時に、何作かで出てた佐七の女房のお粂(おくめ)は出て来ません。
また佐七の二人の子分は一番多く出ていた鮎川浩、小高まさるが演じ、
同心の神崎甚五郎も高松政雄で同じですが、ライバルの目明し役の
鬼瓦の宗兵衛は岬洋二から広瀬康治に代わっています。

その他の共演は細川俊夫、沢井三郎、伊達正三郎、大原謙二。
沢井三郎、山村邦子、宮田文子
などです。

尚、来月の同じく中村竜三郎が主演の新東宝のシリーズ最終作の
「人形佐七捕物帖・裸姫と謎の熊男」が放送予定なので、その
ラベルも作成予定です。

鬼姫競艶録 (1956)

鬼姫競艶録

美空ひばりの主演の新東宝のミュージカル時代劇で監督は渡辺邦男
今月、衛星劇場でやっています。

これも先日の「浮かれ三度笠」と同様に8代将軍吉宗(中山昭二)と
尾張の宗春(中村彰)の確執を背景にしていて、二人が犬自慢の
話から闘犬を行うことになり、実際にまだ犬を手にしていない宗春は
姫の美空ひばりに犬を捜すよう命ずるのだが・・・。

で映画はその事に、尾張に隠密として潜入している小笠原竜三郎
名義の小笠原弘と美空ひばりとの恋や、犬の勝負をめぐる両家の
対立の虚に乗じ天下をとろうとする細川俊夫の陰謀を絡めて
います。
共演は丹波哲郎、沼田曜一、筑紫あけみ、江川宇礼雄などです。

このラベルの元になった「鬼姫競艶録」のポスター

鬼姫競艶録

リングの王者 栄光の世界 (1957)

リングの王者 栄光の世界

宇津井健が主演の新東宝のボクシング映画で監督はこれが
デビュー作の石井輝男

魚屋の貧しい青年の宇津井健が難病の妹(福田則子と言うらしい)
の治療代を稼ぐ為、ボクシング界に身を投じ日本チャンピオンに
なるまでを描いています。恋人役は池内淳子

人間関係は母に真山くみ子、トレーナーが中山昭二、記者に
伊沢一郎、ライバルのボクサーに細川俊夫、と言ったところ。

尚、正式デビュー前の星輝美が花売り娘の役でカメオ出演
していますので探して下さい。
また、歌手の旗照夫がクラブ歌手で出演1曲歌ってます。

続スーパー・ジャイアンツ 毒蛾王国 Super Giant Part 9: Kingdom of Poison-Moth (1959)

続スーパージャイアンツ毒蛾王国

これが宇津井健が主演の「スーパージャイアンツ」の9作目で
最終作です。富士映画製作で新東宝が配給で監督は赤坂長義
これで「シリーズ」はひとまずお休みします。

毒蛾の毒を使った宝石商を狙う強盗団が暗躍するのですが、彼らの
最大の目標は近々来日するビアス王国皇太子(ユセフ・トルコ)の暗殺。
映画はこれを阻止するスーパージャイアンツの活躍を描いています。

ビアス王国を転覆させる秘密結社の首領が何故か病院を経営している
大原譲二でその娘が星輝美
大原譲二は娘を凄く可愛がっているようだったのですが、ある日突然
「お前は私の娘ではない」とか言い出す豹変ぶりには驚ろかされます。

他に西朱実、御木本伸介等が共演。

スーパージャイアンツ1部・2部 Atomic Rulers (1957)

スーパージャイアンツ1部2部

これが記念すべき宇津井健が主演の「スーパージャイアンツ」の1作目、
2作目で2話で完結になっています。正式には

・スーパージャイアンツ 鋼鉄の巨人
・スーパージャイアンツ 續鋼鉄の巨人


のタイトルで、これも監督は石井輝男

そもそもの設定は核実験が頻繁に行われる地球を危惧した
宇宙人たちが平和の使者としてスーパージャイアンツを地球に
送り込んだ、と言うのが始まりになっています。

で今回は地球を支配しようとする秘密結社のアトムAB団の野望を
阻止しようとするスーパージャイアンツの活躍を描いています。

登場人物は
教会の神父(高田稔)、シスター(池内淳子)、そこで育てられている
孤児たち(大沢健三郎、勝間典子など)とその知り合いの刑事
中山昭二)とその妹(瀬戸麗子)と言ったところです。

スーパージャイアンツ3部・4部 Invaders from Space (1957)

スーパージャイアンツ3部4部

これが宇津井健が主演の「スーパージャイアンツ」の3作目・
4作目で2話で完結になっています。正式には

・鋼鉄の巨人 怪星人の魔城 (1957)
・鋼鉄の巨人 地球滅亡寸前 (1957)

のタイトルで、これも監督は石井輝男

地球を侵略しようとする怪星人カピアに対抗するスーパー
ジャイアンツの活躍を描いているのですが、彼らの邪魔になる
科学者たち( 高松政雄、中村彰)の子供たち(山田美奈子、
岩下亮、阿部誠、勝間典子
)が重要な役を演じています。

美人だけど新東宝の他の作品では存在感の薄い山田美奈子さん
(日劇ダンシングチームの出身らしい)が珍しく大きな役を演じて
います。子役の勝間典子さんも愛嬌があって可愛いですね。

スーパージャイアンツ5部・6部 Attack from Space (1957/1958)

スーパージャイアンツ5部6部

宇津井健が主演の「スーパージャイアンツ」は「スーパーマン」
日本版として新東宝で9作作られ、最初の6作までは前後編の
2作で完結で、7作目以降は1話完結になっています。

本作は5作目と6作目の2話からなっています。正式には

・スーパージャイアンツ 人工衛星と人類の破滅 (1957)
・続スーパージャイアンツ 宇宙艇と人工衛星の激突 (1958)


のタイトルですが、番号をふった方が解りやすいのでそうしました。
監督は石井輝男

ナチスドイツみたいな秘密結社が宇宙から地球を攻撃しようするのを
阻止しようとするスーパージャイアンツの活躍を描いています。
宇津井健以外では林寛、三ツ矢歌子、池田輝久、浅見比呂志
4人しか味方がいない映画で、他は殆んど全員が結社の人間と言う
凄い作品です。

注目は横浜の外人墓地が出てくるところと、三ツ矢さんの
セーラー服姿
でしょうか。(笑)

黄金獣 (1950)

黄金獸

島田一男の推理小説を映画化した新東宝映画で今月、衛星劇場
放送予定の作品。未見の為、内容は解りませんが、予めラベルを作って
みました。素材がないので出来は良くありません。

さて映画ですが主演の堀雄二は歯科医で、ある晩酔っぱらってしまい
診療所で翌朝目を覚ますと傍らに女性の死体が転がっている、と言う話。
これだけでも興味が沸きますね。

恋人役が当時人気絶頂の久我美子、監督は志村敏夫
他に月丘千秋、小杉勇、田崎潤、千秋實、髙田稔、清川玉枝、
伊藤雄之助
が共演で結構豪華です。

狂熱の果て (1961)

狂熱の果て103

破綻した新東宝から分社化されて作られた大宝映画の配給なので
新東宝のカテゴリーに入れました。
星輝美主演の六本木族を扱った映画で監督は山際永三

無軌道な行いを繰り返す六本木族とそこに身を置く星輝美と
周りの男たちを描いています。

高校生の星輝美の周りには3人の男がいる。
松原緑郎は六本木族のリーダーでお金持ちの御曹司
藤木孝はトランぺッターでグループに出入りしていて
 星輝美は彼が好きのようだ
鳴門洋二は星輝美の父親の中村彰の親友の遺児で同居している
 大学生

彼らが絡み合いながら、最終的に悲劇へ進んで行きますが
それは本編で確認して下さい。

共演は星輝美の母に利根はる恵、松原緑郎の父に堀雄二(これは意外
だが賛助出演のクレジットがある)で妹が松浦波路、この映画の
原作者の秋本マサミが星輝美の友達役で出演し、その他奈良あけみ
女優役、歌手の井上ひろしも出ています。
とにかく他にも新東宝にいた俳優が大勢出ています。

私はDVDを手に入れましたが、動画の配信も行われているようです。

暁の脱走 (1950)

暁の脱走

山口淑子、池部良が主演で新東宝が作った作品の中でも
最も有名な映画の1つで監督は谷口千吉

あまり有名な作品のラベルは作らないのですが、新東宝の作品
であることと、今月、衛星劇場でやるようなので作ってみました。

亡くなった私の母によると、この映画は本当にヒットしたそうで、
映画館の周りに長蛇の列ができたそうです。(山口淑子、池部良
と言う当時のトップスター同士の恋愛映画だから当然か)

名作なんで今更内容は書きませんが、軍に慰問にやって来た
日本人歌手の山口淑子(原作では朝鮮人慰安婦らしい)と若い
兵隊の池部良の恋の逃避行に、日本軍の軍隊内の非人道的な
日常を絡ませ激しく非難した映画。

山口淑子さんは正に、波乱万丈を絵に描いたような方で私が
とやかく言えるような方ではありませんが、今や彼女は歴史的人物
と言っていいでしょう。

朝の波紋 (1952)

朝の波紋

高峰秀子、池部良が主演の恋愛映画でスタジオ・エイト・プロ製作、
新東宝配給で監督は五所平之助

貿易会社の社長秘書の高峰秀子(秘書なのに営業に奔走する役)と彼女の
家で預かってる親戚の子供(岡本克政と言うらしい、結構重要な役)と友達の
近所に住むライバル貿易会社の社員の池部良の恋模様を中心に、いくつかの
エピソードを絡めて描いています。

高峰さんの会社内に女の社会進出を良しとしない部長の斎藤達雄がいたり、
まだまだ戦前の古い体質が残っています。

高峰さんの父に汐見洋、母に瀧花久子、会社の同僚に岡田英次(高峰さんに
思いを寄せている)、社長が清水将夫、池部良の妹に七代目の澤村宗十郎
娘の沢村契恵子、岡本克政の母に三宅邦子、また家出した岡本克政を預かる
修道院のシスター役で香川京子が少しだけ出演しています。

窓から飛び出せ (1950)

窓から飛び出せ

戦前からのスターだった大日方傳が制作・原作・主演の
新東宝映画で彼の子供たちも総出演していて監督は島耕二
今月、衛星劇場でやっています。

大日方傳を中心に父(汐見洋)、妻(轟夕起子)、弟(小林桂樹)と
4人の子供たちと牧場をやってる一家と、その隣に住む岡村文子
(船長だった旦那は事故で亡くなっている)を中心に娘(香川京子
、デビュー作、当初は久我美子の予定だったらしい)に弟(大日方傳の
子供)の大黒柱を失った一家を対比しながら描いていきます。

でこの映画は新興宗教に凝ってしまった岡村文子がお布施として
お金を次ぎ込むあまり、息子が大事にしていた模型の船を
処分してしまい、すっかりいじけた息子が怪我をして、ナカナカ
松葉杖が外せない状態になってしまう。

それを心配した小林桂樹と香川京子が彼を励まそうと、新しい
模型の船を作ってあげるまでの話が、大筋になっています。

尚、この映画のロケは玉川学園の中でロケを行ったようで、
中には礼拝堂も出てきたりしますが、玉川学園ってキリスト教
取り入れてる学校でしたっけ?
不勉強で知りませんでした。

そう言えば、島耕二監督と轟夕起子は一時期、結婚していた
ようですね。 

女体渦巻島 (1960)

女体渦巻島

吉田輝雄、三原葉子が主演の新東宝のアクション映画で監督は
石井輝男

対馬を舞台に麻薬密売や人身売買をしている中国人の天知茂
最後の方まで登場しません)の配下の吉田輝雄が、今は天知の
情婦で島のキャバレーのマダムの三原葉子を取り戻し、天知や
支配人の近衛敏明、朝鮮人バイヤーの大友純の組織を叩き潰す
為に活躍する映画です。

万里昌代、星輝美、城実穂、吉田昌代、瀬戸麗子などの女優陣は
甘い言葉で集められ海外へ売り飛ばされそうな女たちの役です。

書き忘れましたが浅見比呂志が歌うロカビリー?に乗って三原葉子
鳴門洋二がジルバもどきのダンスをするシーンは必見です。

花真珠 (1955)

花真珠10

宇津井健とこれがデビュー作のミス日本に輝いた日比野恵子
主演のメロドラマで監督は阿部豊。何年か前に衛星劇場で
やってたのですが、確か今年もやってたんで、録画した酔狂な
人もいると思いラベルを作ってみました。(笑)

物語は戦前と戦後に二分されていて、華族のお姫様で体の
弱い日比野恵子が、ゆかりのある田舎の農園に静養にやって
来るのですが、その農園の農場技師の宇津井健と恋に落ちる。
しかし、身分違いの二人は結ばれることも無く宇津井は招集
され戦地に・・・。

普通はここで終わるのですが、この映画はここから戦後の部分が
始まり、宇津井健はその間に島崎雪子と言う恋人もいるなかで
宇津井健と日比野恵子はその後、どうなるのかは映画で確認を。

三宅邦子、小夜福子、中山昭二、細川俊夫、 北澤彪、髙田稔
などが共演しています。

結婚三銃士 (1949)

結婚三銃士

上原謙が主演の新東宝のラブコメディーで監督は野村浩将
今月、衛星劇場でやっています。

清川虹子が社長をする化粧品会社にハンサムであることが
理由で宣伝マンに採用された上原謙。会社からは恋愛は禁止
されていたが若原春江と言う恋人もいる。

映画はそんな彼を巡ってキャバレーの女給の笠置シヅ子
「あなたとならば」と言うを曲を歌ってます)、上原の幼なじみで
踊りの師匠をしている森赫子、清川虹子の姪の高杉早苗
3人が恋のさや当てを繰り広げる姿を描いています。
他に化粧品会社の支配人に杉寛、若原春江の新しい恋人に
江見渉名義の江見俊太郎が共演しています。

戦後すぐの映画とはいえ、女優陣は相当豪華ですが、新人の
採用・発掘が出来なかったのか、彼女たちの年齢が高い(笑)

劇中に流れる奈良光枝の挿入歌の「乙女雲の唄」

暁の非常線 (1957)

暁の非常線

天知茂が大悪党を演じる新東宝のアクション映画で監督は
小森白。10年以上前にDVDレンタルで観た映画。

天知茂は横山運平が率いるヤクザ組織の幹部で、組長の
娘の三ツ矢歌子を手に入れ組を継ごうと画策している一方、
銀行強盗ギャング団のボスで悪逆非道を繰り返していた。

映画は、そんな彼が警察に追い回され捕まるまでを描いて
います。
人間関係は
この事件を指揮する警部を舟橋元、その妹が野々村律子
その彼氏が横山運平の息子でヤクザ稼業を嫌っている
和田孝、三ツ矢歌子の恋人の記者に沼田曜一といった
ところです。

ノンちゃん雲に乗る (1955)

ノンちゃん雲に乗る

石井桃子の児童文学を子役時代の鰐淵晴子を主演で作った
新東宝映画で監督は倉田文人

木登りをしているノンちゃん(鰐淵晴子)が木から下の池に
落ちて気が付くと徳川夢声が演じる老人に助けられて雲の
上にいた。

ここから先は最後に目覚めるまでが夢の中の出来事となります。

ノンちゃんは老人にお父さん(藤田進)、お母さん(原節子)、
お兄ちゃん(高崎敦生)の事を話していくのを、老人は黙って
聞いてくれ、時にノンちゃんをやさしく諭していく内容になって
います。解説も完全に子供向けで児童向け映画になっています。

ここから数年で美しい白鳥に変身する鰐淵さんの美少女ぶりも
見ものです。
劇中でショパンの「別れの曲」(映画さびしんぼうと同じ)に
乗って、バレーと天才と言われたバイオリンを披露しています。

怒号する巨弾 (1960)

怒号する巨弾

明日の夜、日本映画専門チャンネルで天知茂が出演した新東宝映画
を3作放送するのですが、「憲兵と幽霊 」と「恋愛ズバリ講座」は既に
ラベル作成済みなので、この作品だけラベルを作成しました。
監督は石川義寛

私は観たことがないのですが、戦争中にスパイ容疑をかけられた天知が
戦後、彼を陥れた3人(林寛、芝田新、浪野光夫)に復讐しようとする
話のようです。

宇津井健はその事件の捜査を担当する刑事、その恋人で三ツ矢歌子
が出演しているようです。楽しみです。

怒濤の兄弟 (1957)

怒涛の兄弟

中山昭二と松本朝夫が兄弟を演じる新東宝映画で監督は志村敏夫

これで新東宝映画のラベルが100本目に到達しました。
このブログを始めた時に新東宝映画のラベルを100作るのが
目標の1つでしたので、それがようやく達成できました。
これには、こんな詰まらないブログを見に来てくれる皆さんの
お陰と感謝致します。

さて映画ですが
兄(中山昭二)が警察の公安担当、弟(松本朝夫)が左翼系の 
活動家の兄弟が図らずも対決していくストーリーです。

花岡菊子が母親、三ツ矢歌子が中山昭二の恋人、前田道子
松本朝夫の恋人を演じています。

映画の最初の方で、松本朝夫が子供たちを紙芝居を使って
思想教育しているシーンがあります。
私も小さいころ公園なんかで紙芝居を見てましたが、
ヒーロー物が多かった記憶があります。

ハワイ珍道中 (1954)

ハワイ珍道中

新東宝映画のラベル99作目は、新東宝の初の総天然色映画
ハワイロケまでしたこの映画にしました。
花菱アチャコがトップクレジットで監督は斎藤寅次郎

話は
アチャコが15年ぶりに日本に帰ってきた。妻の妹(坪内美子)に
預けた娘の江利チエミに会うために・・・。
(チエミは父親は昔亡くなっていて坪内美子が実の母親と信じている。
また、坪内美子もチエミを返したくないので、チエミを死んだことにして
アチャコをハワイに追い返してしまう)

一方、少女歌手のチエミもハワイのプロモーターの伴淳三郎
招きで、マネジャーの益田喜頓、堺駿二たちとハワイ公演に
向かい、歌の上手い船乗りの田端義夫を加え公演は成功する
のだが、伴淳三郎がいんちきプロモーターでお金を持ち逃げ
したため、全員が大騒動に巻き込まれる、と言う話てす。

アチャコはハワイのパイナップル王の大金持ちの触れ込みですが、
実は本当のパイナップル王の斎藤達雄とその娘の安西郷子
仕える使用人の設定です。

最後はすべてが、無事解決のめでたし・めでたしです。

せっかく、総天然色でハワイロケまでしてるのに、もったいない映画
になっています。
尚、田端義夫と江利チエミは劇中に2曲ずつ歌ってます。

子役時代の堺正章 親子で共演しています

Masaaki Sakai

波止場の王者 (1956)

波止場の王者1-

宇津井健が主演の新東宝のアクション映画で監督は内川清一郎

ある造船会社が開発した新型エンジンの設計図をめぐって、それを
狙う国際密輸ギャング団一味(大友純、丹波哲郎ら)とそれを守ろう
とする技師の宇津井健たちの対決を描いています。

人間関係は造船会社の社長が十朱久雄、エンジンの設計者で
宇津井の恩師に北沢彪、その娘が久保菜穂子、若い工員たちの
寮の寮長に小倉繁、その娘が三ツ矢歌子、彼女の恋人の
不良工員に和田孝、宇津井の大学時代の友人で事件を捜査する
海上保安官に中山昭二、ほかに丹波哲郎の情婦に前田道子
扮しています。

これで新東宝のラベルが98になり100まで、あと少しと
なりました。

女大学野球狂時代 (1956)

女大学野球狂時代

高島忠夫、久保菜穂子
の主演の大学の野球部を扱った青春映画で
監督は小森白

かなり田舎の大学が舞台でライバル校との対戦は映画の最後です。
で映画は大きく分けて3つのエピソードで成り立っています。

1つ目は野球の部員の1人が学生結婚した為に、監督の細川俊夫
により退部させられるんですが、そのことに女子学生たち(久保菜穂子
江畑絢子、三ツ矢歌子など)が抗議活動を行い、監督支持派の
応援団(舟橋元、鮎川浩など)と対立し騒動となる。
(結婚したカップルの女子学生が茂呂由紀子名義の北沢典子

2つ目は高島忠夫と鮎川浩は酒屋をやってる舟橋元の家(
母親が花岡菊子、妹が池内淳子)に下宿してるんですが、その
近所で床屋をしている坊屋三郎の息子が誘拐される騒動。
(以前に今回の誘拐犯の逮捕に協力した事に対してのお礼参り)

3つ目はライバル校の有力選手(三村俊夫名義の村上不二夫
の父親の如月寛多の子分たちに高島忠夫が監禁される事件。

と言ったところで、高島忠夫は最後は無事助け出され、試合の
終盤に間に合い大逆転する「若大将シリーズ」みたいな結末です。

因みにジョージ・ルイカーは大学教授の役です。

坊ちゃんの主将 (1957)

坊ちゃんの主将

高島忠夫が主演で富士映画製作、新東宝配給の青春映画で
監督は近江俊郎「坊ちゃんシリーズ」の1本。

まあ、この作品に関して言えば加山雄三の「若大将シリーズ」みたいな
映画です。

スポーツはボート競技のエイトと言うマイナースポーツ。
(8人でロールを漕いで、先頭に声掛けするメンバーいる競技)

高島忠夫は築地のかつお節屋のせがれで、それなりに裕福。
母は既に他界、父親が柳家金語楼で妹が川田孝子
競技は2年続けてライバル校に負けてる状態。
部の資金集めのダンスパーティーで高島忠夫が1曲歌ってます。
このあたりは「若大将シリーズ」と同じですね。
(金語楼さんの姪の小桜京子が女中役で出ています)

松本朝夫、坊屋三郎、三村俊夫(村上不二夫)、 大江満彦、
白川晶雄あたりがボート部の仲間で、相手役の三ツ矢歌子
松本朝夫の妹で二人の父親を古川ロッパが演じています。

また、近江俊郎がゲスト出演で1曲歌い、最後のボートレースの
実況は宮尾たか志が努めています。
他に野々村律子、毛利啓子が少し出演。

大空の誓い (1952)

大空の誓い

上原謙、久慈あさみの主演の新東宝映画で監督は阿部豊
かなり前に衛星劇場でやってたんですが、今回、ラベルを
作るにあたり見直してみました。

太平洋戦争中、敵味方の空軍のパイロットで、お互いにある島で
別々に不時着してしまい、しばらく一緒に暮らすうちに親友に
なった上原謙とロバート・フレミング

戦後、民間のパイロットになったロバート・フレミング上原謙
再会するために日本にやって来て、偶然知り合った久慈あさみ
力を借りで再会するのですが、この映画の本筋はこの事ではなく、
今は小さな新聞社を経営している上原が、ある造船会社を
乗っ取ろうしているヤクザの江川宇礼雄や彼らを隠れみのにしている
久慈あさみ の父親の小堀誠や政治家の高田稔の不正を
暴こうとするのが本筋で、それに上原謙と久慈あさみの恋も
絡ませています。
香川京子は上原の妹役、また俳優座の創設メンバーの靑山杉作
千田是也、小沢栄太郎がゲスト出演しています。

大虐殺 (1960)

大虐殺

天知茂の主演の新東宝映画で監督は小森白

関東大震災の後、軍部による外国人及び社会主義者などを虐殺した
ことを題材にしています。どこまでが事実なのか解かりませんが、
今ではある意味、かなり有名な映画になっています。

大杉栄(細川俊夫)や甘粕大尉(沼田曜一)と言った実在した人物も
登場します。

社会主義者(アナキスト)の大杉栄(細川俊夫)を支持していた
天知が甘粕大尉(沼田曜一)により一家皆殺しされたことに
反発し、軍部に対して復讐を企てようとテロ行為をしていく
話です。北沢典子は天知の恋人役です。

近日中にDVDが発売されるようです
私はVHSのダビングしかもっていません。

唐手三四郎 (1951)

唐手三四郎

新東宝の唐手(空手になる前は一般的に使わていたようです)
映画に犯罪映画をくっつけたような映画で藤田進がトップ
クレジットですが、実質的には岡田英次が主演で監督は
並木鏡太郎。今月、衛星劇場でやっています。

まず、人間関係ですが
大学の唐手部の師範の藤田進、その教え子が岡田英次
川喜多雄二、学生ではないが唐手の稽古に来ているのが
香川京子、二人の下宿先の家の母親が坪内美子で娘が
大谷伶子

大谷伶子が好きな川喜多が岡田との仲を邪推して喧嘩になり
岡田が川喜多を負傷させてしまい、その治療代を稼ぐ為に
アルバイトに行くのが横浜の湾岸の仕事をしている 清水将夫
所(多分、何かの密輸だと思いますが悪事をしている)。でその
用心棒が藤田のかつての唐手のライバルの月形龍之介
また、清水が面倒をみている沖縄酒場の女給に浜田百合子

話は藤田と月形の坪内美子をめぐる昔の因縁話しと、
清水将夫一味の悪事を暴くことを中心に進んでいきます。

終わりに近づくと香川京子は何のために出ているのか?、と言う
疑問が沸いてくるんですが、最後に彼女が婦人警官で
潜入捜査をしていたのが解かります。

天の夕顔 (1948)

天の夕顔

中河與一の同名小説を高峰三枝子、藤川豊彦の主演の描いた
新東宝映画で監督は阿部豊
今月、衛星劇場でやっています。

学生時代から20年以上に渡り、年上の女性を愛し続けた青年の
話で、原作がゲーテの「若きウェルテルの悩み」と比較されるようなので
私の好みの内容ではなく、今回初めてこの作品を知りました。

主演の青年役の藤川豊彦ですが衛星劇場によると、建設業を営む
実業家からの転身で俳優デビューしたようで、私が調べたところ
これ以降は大映で2本の出演作があるだけで引退したようです。
大女優の三条美紀さんと結婚していた時期もあるようで、
と言うことは紀比呂子さんのお父さん?

半處女 (1953)

半処女2

南風洋子、左幸子、南寿美子、城実穂の4人の女子高校生を
描いた新東宝の青春映画で監督は内川清一郎
先月、衛星劇場でやってました。

それぞれの家庭問題や恋愛などの青春映画によくある内容ですが、
何せ65年以上前の話ですから、現代の社会通念とはかなり
違った考え方になっています。

片山明彦、沼田曜一、和田孝、安西郷子、相馬千恵子などが共演で
特に病弱な娼婦役の安西さんはこれがデビュー作のようです。

恋の蘭燈 (1951)

恋の蘭燈

池部良に中国で当時大スターだった白光(バイ・クァン)を招いて
作った新東宝映画で監督は佐伯清。今月、衛星劇場でやってます。

佐伯監督は東映のヤクザ映画の印象が強いですが、それ以前は
こう言う映画も撮ってたんですね。

父が中国人で母(夏川静江)が日本人の白光が父が亡くなり、
日本にやって来て生みの母を捜し見つかるのですが、母は
既に金持ちの日本人(伊志井寛)再婚していて、彼女のことは
秘密になっていて帰るように言われてしまう・・・・。

そんな彼女を助けてくれるのが、伊志井寛の前妻の息子の
池部良と言う訳です。で映画にはこの二人の恋も盛り込まれて
います。

暁テル子、岡村文子、須藤健、森繁久彌等が共演で、特に
森繁さんが銀座二十四帖の主題歌に使われ有名になる銀座の雀
をこの映画の中で歌っていて驚きました。

これで新東宝のラベルが90に到達、いよいよカウントダウンです。

検事とその妹 (1956)

検事とその妹c

丹波哲郎、日比野恵子の主演で兄と妹の兄弟愛を描いた
新東宝映画で監督は古賀聖人
今月衛星劇場でやってます。

映画を観ていくと古賀政男作曲でディック・ミネが歌って大ヒットした
人生の並木道が挿入歌に使われていて、調べてみるとこの映画は
戦前に岡譲二、原節子で作った同名映画のリメイクだと解かりました。
その映画でディック・ミネ盤が使われヒットしたようで、人生の並木道
映画からヒットした曲だと言うことを初めて知りました。

映画は両親のいない兄妹で丹波が苦学生時代に司法試験に
通るために看護婦をして支えてくれた妹の日比野との生活を
描きながら、丹波が検事として一人前になり、日比野も県の
役人の天知茂との結婚も決まり幸福の絶頂だったのだが、
丹波が担当したある殺人事件の被害者が河川の土木工事に纏わる
汚職を告発しようとして口封じされたことが判明、その賄賂を
受け取ったのが天知だと解かり、妹を思う検事としての丹波の
苦悩が描かれていきます。

また、同じく丹波が担当する元女子大生の筑紫あけみ
傷害窃盗事件の背後にある彼女の弟の北原隆との
姉弟愛を丹波・日比野を対比するように描いています。

共演は中村彰、江川宇礼雄、北沢彪、徳大寺君枝、
高松政雄、御木本伸介などです。

暁の急襲 (1951)

暁の急襲

水島道太郎が正義感あふれる警察官になって活躍する
アクション映画で監督は何と私の好きな春原政久です。
おそらくテレビ初放送で今月、衛星劇場でやってます。

人間関係を説明しますと、下宿を追い出された水島が厄介に
なるのが先輩警察官の清川荘司の所で、彼には長女の藤田泰子
長男の片山明彦、次男の高島稔がいて、妻は既に他界している。
そこへ、賭博の手入れをした時に助けた田舎娘の香川京子
連れてきて一緒に住んでいる。と言う設定です。

映画は田崎潤が演じるキャバレー経営者の裏家業を暴いていく話
ですが、香川京子や片山明彦が家庭内のイサかいから家出して
しまい、香川さんが田崎潤の女になってしまっているのを助けるため、
片山明彦が乗り込み、警察と田崎一味の銃撃戦のなかで、田崎の
子分を撃ち殺してしまい、水島が片山を逮捕するところで映画は終了です。

その過程の中で、映画は清川荘司が殉職してしまったり、水島道太郎と
藤田泰子の結婚と言ったエピソードが盛り込まれています。
藤田進の役は水島の勤務する警察署の署長役です。

出演者についてですが、藤田泰子さんは松竹の専属でこの映画で
新東宝に貸出されて出演。結婚のため女優としてのキャリアは
短いのですが、何と結婚のお相手があのキョードー東京の創立者
音楽プロモーターの永島達司氏です。私は今回初めて知って驚きました。

また次男役の高島稔ですが、この頃は子役で東宝の潮騒では久保明
弟役だったり、先日の森繁のデマカセ紳士にも出てました。
多分、大人になってから出演したゴジラ対ガイガン
小太りのヒッピーのお兄ちゃんと言えば若い人達にも解かるのでは
ないでしょうか。

ラベルですがポスターから作ったんですが、ラベルの下に写ってるのは
宇津井健にしか見えないのですが、この映画に彼は出で無いんですよね。

裸女と殺人迷路 (1959)

裸女と殺人迷路

清水将夫、丹波哲郎、和田桂之助(和田孝)、御木本伸介の4人が
東京球場の入場料の売上金の強奪を計る犯罪アクション映画で
監督は小野田嘉幹

清水将夫(こう言う役をやるのは珍しい)がリーダー格、丹波哲郎は
根っからの悪、御木本伸介はオツムの弱い丹波の手下、
和田桂之助は悪の道から足を洗いたいが、抜けられない若者で
その恋人が三ツ矢歌子です。
舟橋元、倉橋宏明、国創典などが彼らを追う刑事たち。

東京球場はたびたび話題にしましたが、やっと映像が登場しました。
以前も書きましたが、この球場は日暮里駅から京成電車に乗った
南千住にあった野球場で電車からよく見える場所にあって、当時は
大毎オリオンズのホームグラウンドでしたが、今は存在しません。

また犯人たちが現金を奪った後に逃げ込む先がカスバと呼ばれて
ますが、これが何処なのかは解かりませんでした。
和田桂之助が最後に上野駅を目指すんで、上野からはそんなに
遠くないのではないかと思います。

尚、タイトルにある裸女ですが、この映画の冒頭に丹波哲郎と
御木本伸介が下着姿の女を撃ち殺して川に放り込むシーンを
指していると思われます。

森繁のデマカセ紳士 (1955)

森繁のデマカセ紳士

タイトルどうり森繁久彌の主演の新東宝のコメディー映画で
監督は渡辺邦男
東宝の社長シリーズで人気になる前に新東宝で何本か主演映画を
撮ってまして、この映画はその中の1本です。

江畑絢子とのコンビで詐欺を働いて行く話ですが、江畑さんは森繁さんに
使われちゃってる感じです。
女子プロレスに紛れ込まされる場面では
彼女が本当に投げ飛ばされたりしていて、大変だったのでは・・・。

そんなに痛快な作品ではないので、1度見ればたくさんかなあ、と言う
作品です。

江川宇禮雄、阿部九洲男、坊屋三郎、高田稔、花岡菊子
荒川さつき、若杉須美子などが共演ですが、出演シーンが少ない
人も多いので、見逃さないように・・・。

見どころは、続・坊っちゃん社員では清純な役だった紫千鶴さんが
この映画では一転悪女役やっていることです。

男が血を見た時 (1960)

男が血を見た時

松原緑郎、三ツ矢歌子を主演にカミナリ族(暴走族)を扱った
青春映画で監督は三輪彰

一人でバイクを楽しんでいる松原緑郎が浅見比呂志をリーダーとする
カミナリ族の仲間入りして、グループにいる三ツ矢歌子をめぐって
対立し最後に対決するのが話の筋ですが、途中に鳴門洋二演じる
犯罪者がグループに紛れ込んできて、松原と浅見が協力して退治する
エピソードが盛り込まれています。

他に高宮敬二、扇町京子、沼田曜一などが共演。

風流交番日記 (1955)

風流交番日記

タイトルどうり新橋駅前の交番に勤務する警察官たちの日常を
描いている新東宝映画で監督は東宝のレジェンド松林宗恵

小林桂樹、志村喬、宇津井健、御木本伸介の4人が警察官役で
登場します。

本当に大きな事件も起きることはなく、普通の日常です。
ただ、当時の新橋駅及び周辺の街並みや当時の風俗も
垣間見れます。夜の女の一斉検挙なんかもやってます。

ラベルの真ん中に安西郷子さんがいますが、彼女は
小林桂樹が住宅街を個別訪問するシーンに出てくるご令嬢で
出演シーンは多くありません。

阿部寿美子、三原葉子、城美穂、若杉嘉津子、加東大介、
天知茂、丹波哲郎
ほか、鮎川浩と小高まさるが例によって
コンビを組んでます。

女体桟橋 (1958)

女体桟橋

宇津井健が国際売春組織に潜入する刑事になって活躍する、一応
バードボイルド映画で監督は石井輝男

売春組織のボスが外人タレントで有名なハロルド・コンウェイ、その
右腕になるのが植村謙二郎三原葉子はボスの情婦、筑紫あけみ
組織に潜入する女性記者、またこの映画の舞台となるクラブの歌手に
当時人気のあった歌手の旗照夫が起用され重要な役を演じています。

この映画を観るにあたっては売春防止法が決まった時の時系列を知って
いた方がいいでしょう。

売春防止法は1956年に決まり、翌1957年に施行、そして1958年の
4月1日付けで売春防止法は施行における猶予期間が終了。
つまり、これ以降は売春が法律違反になった訳です。


この映画は1958年の4月公開ですから、その真っ只中だった
ことになります。

明日はどっちだ (1953)

明日はどっちだ

後楽園球場で麻薬中毒の男が殺される事件が発生。
この事件を追う新聞記者の活躍を舟橋元の主演で
描いた新東宝映画で監督は長谷部慶次と言うあまり
聞いたことがないと思ったら、脚本家で有名のようです。

試合は毎日対南海の試合で、実際にあったチーム名が
使われています。

相手役は新聞記者OBで喫茶店のマスターの柳永二郎
娘の香川京子と殺される男の妹の島崎雪子の二人。
どちらと結ばれるかは映画で確認して下さい。

あと、記者クラブ出入りのそば屋の出前持ちの三井弘次
船橋の友人として大活躍しています。

高峰秀子、宇野重吉、池部良のスターたちはゲスト出演と
言えますが、中でも池部良が重要な役を演じています。

また主演の船橋元ですが新東宝時代が全盛で、その後
急速に、言い方が悪いですが、落ちぶれてしまった俳優さんで
病気の為、若くして亡くなってしまいました。

深夜の告白 (1949)

深夜の告白2

ビリー・ワイルダーの同名映画とは関係ありません。

お化け映画の中川信夫監督が珍しく普通のドラマを
作っています。

戦後の横浜の闇市の中の汚い食堂で、そこの主人が
戦争中に謎の失踪をした早川飛行機の社長(小沢栄太郎
であることを、偶然その店に入った新聞記者の池部良
発見する。池部は小沢の戦死した息子の親友で以前何度か
小沢に会っていたからである。

池部がこの事を周囲の人達に知らせたことから起きる波紋を
この映画は描いています。


小沢の娘で金持ちの家に嫁いでいる娘を三宅邦子、その夫
千田是也、千田の両親が青山杉作東山千栄子、死んだ
息子と恋仲で以前早川家を追い出された女中で今はキャバレーの
マダムの山根寿子(山根には小さい息子がいて小沢にとっては孫である)
、その彼氏に河津清三郎、小沢が住んでるアパートの住人に
東野英治郎、その娘に月丘千秋、山根の家のばーやが村瀬幸子
と凄いメンバーが出演しています。

特に劇団俳優座の創設メンバーたちの演技は見物です。
今月日本映画専門チャンネルでやってます。

カックン超特急 (1959)

カックン超特急

トラック運転手の由利徹と助手の南利明の伊豆の下田から
東京を往復する珍道中と、最後には銀行強盗犯を捕まえると言う
お手柄を立てるまでを描いたドタバタコメディーで監督は近江俊郎

東京では映画撮影所のシーもあり、高島忠夫、久保菜穂子、
小畑絹子、北沢典子、中村竜三郎らがゲスト出演。
由利徹、南利明も二役を演じています。

その他に池内淳子、大空真弓、藤村有弘、平凡太郎、
谷村昌彦などが共演。

一寸法師(1955)

一寸法師2

江戸川乱歩の原作を新東宝で映画化したもので、
監督は内川清一郎
何故か今月東映チャンネルでやっています。

本来は明智探偵が登場するはずですが、この作品では
旗探偵(二本柳寛)になっています。

ライターの宇津井健が昔の彼女でお金持ちの三島雅夫
後妻になっている三浦光子に偶然出会い、義理の娘の
安西郷子が行方不明になっていると相談を受け、知り合いの
探偵の二本柳寛を紹介したことから、話が大きく展開していきます。

何度か映画化されたり、テレビにもなっていますが、テレビ
では問題があるのか、小人(一寸法師)は登場しないことが
多いようです。

この作品では映画の女吸血鬼天知茂と行動を共にする
小人男をやった和久井勉が一寸法師を演じています。

栄光と驀走王 (1956)

栄光と驀走王

白バイ隊員からオートバイ競走の選手に転向した田崎潤
作曲家志望の弟の高島忠夫の兄弟愛を描いた新東宝の映画で
監督は内川清一郎

女優陣は筑紫あけみが田崎潤の彼女役、また久保菜穂子
高島忠夫がアルバイトをしているキャバレーのダンサー役で
共演しています。

太陽と血と砂 (1960)

太陽と血と砂

新東宝の末期、最後のスターだった松原緑郎が主演で相手役は
三ツ矢歌子が勤め監督が彼女の旦那さんの小野田嘉幹
撮った青春映画。

松原緑郎が三人の若者に乱暴されて自殺した姉の池内淳子
の仇を打つ復讐劇です。
タイトルに太陽と入ってるのは太陽族映画のつもりなのか?

三ツ矢さんの役は三人組の若者のリーダーの鳴門洋二
妹役で、松原緑郎とは何本か共演していますね。

松原緑郎は、その後松原光二と名前を変えてテレビに進出し
特別機動捜査隊ではレギュラーになり、プレイガールにも
ゲストで出てました。

銀座カンカン娘 (1949)

銀座カンカン娘

高峰秀子の同名のヒット曲を元に作った歌謡映画。
彼女の他、笠置シヅ子、灰田勝彦、岸井明を中心に
描いた楽しいプログラムピクチャーに仕上がっています。

監督が島耕二、製作が青柳信雄で脚本にも山本嘉次郎
名を連ねていて凄いメンバーで作られています。

尚、高峰秀子、笠置シヅ子の下宿先が五代目古今亭志ん生
家で、私は詳しくありませんが、彼が落語をしている映像が見れる
のも貴重だと言うことです。

日米花嫁花婿入替取替合戦 (1957)

日米花嫁花婿入替取替合戦

曲谷守平監督の有名?な新東宝のドタバタコメディーです。

タイトルどうりの映画で、高島忠夫、日比野恵子新婚夫婦の
隣に同じく新婚のジョージ・ルイカー、ヘレン・ヒギンス
アメリカ人夫婦が引っ越して来て巻き起こす騒動を描いています。

原知佐子、扇恵子とそれぞれ女中さんがいるんで
かなり裕福な家庭です。

ラベルは取りあえず作りましたが、またいい素材があれば
作り直す予定です。

セクシー地帯 (1961)

セクシー地帯2

新東宝のラインシリーズの1本で監督は石井輝男

サラリーマンの吉田輝雄が女スリの三原葉子に会社の
書類をすられてしまったことをキッカケに、同じ会社に勤める恋人の
三条魔子が殺され、その犯人にされ逃亡しながら真犯人を探す
話です。

三条魔子は吉田の恋人でありながら、部長の愛人で、売春組織にも
属していると言う汚れ役です。

俺は都会の山男 (1961)

俺は都会の山男

新東宝のアクションコメディーで、くだらないのですが結構好きです。
監督は小野田嘉幹

正義感の強い熱血漢の大学生の吉田輝雄
下宿先の娘で恋人の三条魔子の紹介で、彼女の
友達の社長令嬢の万里昌代の会社の採用試験を
受けるが、面接中に口論となり就職を蹴ってしまう。
それで、ふと知り合った調子のいいスリの浅見比呂志
喧嘩屋家業を始めるが・・・・。

その後、その会社の依頼を受けた地回りの並木一路の一味が
あるビルの立ち退きを迫っていて対決することになる。

とにかく吉田輝雄がモテモテ役で女優さんが大勢出てきますが
名前は省きます。

あと当時のNHKの人気番組のお笑い三人組のメンバーが
ゲスト出演しています。三遊亭小金馬、音羽美子、一竜斎貞鳳
江戸家猫八、桜京美
は確認しましたが、ビンちゃんこと楠木トシエ
確認できませんでした。

亡霊怪猫屋敷 Black Cat Mansion (1958)

亡霊怪描屋敷2

亡霊怪描屋敷2

新東宝がお化け映画の巨匠の中川信夫監督で撮った化け猫映画。
医師の細川俊夫は妻の江島由里子の病気の療養の為、故郷で開業を
始めると、謎の老婆が現れ妻に襲い掛かってくるようになる。
でこの謎を解き明かそうするのだが・・・。
謎は江戸時代にさかのぼることになり、現代の部分がモノクロ
江戸時代の部分がカラーで撮影されている。

芝田新、和田孝、北沢典子、宮田文子らが共演し、またしても
五月藤江さんが白髪の老婆役を怪演しています。

尚、江島由里子さんは大映時代に「舞妓三銃士」にでていた
江島みどりさんで、新東宝に移籍してこの芸名になったようです。

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