夜を探がせ (1959)
2019-09-09


今月、日本映画専門チャンネルでやってる鶴田浩二主演のアクション映画で
監督は松林宗恵。
鶴田浩二が麻薬の運び屋で取引の最中に警察が現われ追われる。
その途中である男から万年筆を預かるのだが、その中に入っていた戦争中の
陸軍の命令書を廻る争奪戦に巻き込まれて行く話です。
命令書の中に書かれている重要人物が今は銀行の社長になっている
千田是也で相手役の白川由美がその娘の社長令嬢。
ただ後半にひと捻りある展開になるので、結末は知らない方がいいでしょう。
小沢栄太郎、田武謙三、越路吹雪、中丸忠雄や子役時代の二木てるみに加え
歌手が本業なんですけど、この時代に東宝のアクション映画にけっこう出てた
八色賢典(はっしきたかのり)が白川さんの幼なじみの役ででています。正直
演技が上手く無いんで逆に目立っています。
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盗まれた縁談 (1958)
2019-09-07

叶順子、石井竜一の主演のラブコメディーですが、50分くらいしかない
シスターピクチャーで監督は原田治夫。これも今月、衛星劇場でやってます。
大学のラグビー選手の石井竜一と会社社長(見明凡太朗)の娘の叶順子が
結婚を反対されながらも結ばれるまでを描いているのですが、これに石井の
大学のラグビー仲間の三角八郎・丸井太郎(タイトルにピンボケコンビと
クレジットされてます)が、三角は俥屋の娘の立花宮子(二人は高校生と殺人犯で
共演してます)と、丸井は置屋をやってる清川玉枝の姪で芸者の紺野ユカと
結ばれると言う忙しい展開になっています。
丸井太郎ですがテレビの図々しい奴の主役で一躍有名になるのですが、長続きせず
若くして自殺で亡くなってしまいました。
ラベルで芸者姿の紺野ユカがやってるのが、当時大ブームだったフラフープです。
みんなやってましたよねえ。
恋の蘭燈 (1951)
2019-09-07

池部良に中国で当時大スターだった白光(バイ・クァン)を招いて
作った新東宝映画で監督は佐伯清。今月、衛星劇場でやってます。
佐伯監督は東映のヤクザ映画の印象が強いですが、それ以前は
こう言う映画も撮ってたんですね。
父が中国人で母(夏川静江)が日本人の白光が父が亡くなり、
日本にやって来て生みの母を捜し見つかるのですが、母は
既に金持ちの日本人(伊志井寛)再婚していて、彼女のことは
秘密になっていて帰るように言われてしまう・・・・。
そんな彼女を助けてくれるのが、伊志井寛の前妻の息子の
池部良と言う訳です。で映画にはこの二人の恋も盛り込まれて
います。
暁テル子、岡村文子、須藤健、森繁久彌等が共演で、特に
森繁さんが銀座二十四帖の主題歌に使われ有名になる銀座の雀
をこの映画の中で歌っていて驚きました。
これで新東宝のラベルが90に到達、いよいよカウントダウンです。
ラグビー野郎 (1976)
2019-09-05
九月の空 (1978)
2019-09-01

高橋三千綱の芥川賞受賞作を坂東正之助名義の四代目河原崎権十郎と
デビュー当時(らしい)の石野真子の主演で撮った青春映画で
監督は山根成之。これも前月、衛星劇場でやってました。
有名な原作でも、それを映像化するのは難しく。この映画もごく
ありふれた青春映画に仕上がっています。(私は嫌いじゃありません)
剣道やっている男子高校生の性の目覚め・恋・友情に家庭問題を絡めて
描かれています。石野真子は彼の同級生の女の子。
父母(長門裕之、野際陽子)、姉(風吹ジュン)、同級生(古尾谷康雅
粟津號)に混じり、あの大谷麻知子さんが主人公の幼馴染の女子高生役で
出演しています。ロマンポルノをやりながら一般作品にも出てたんですね。
彼女については女高生 天使のはらわたのプログを参照して下さい。
女医肉奴隷 (1986)
2019-09-01