五泊六日 (1966)
2020-11-28

緑魔子、川崎敬三が主演の東映のコメディー映画で監督は
渡辺祐介。この頃は緑魔子の映画をよく撮ってますね。
今月、日本映画専門チャンネルでやっています。
緑魔子、川崎敬三は恋人同士だったが、豊かな暮らしに憧れる
緑魔子が川崎敬三をふってお金持ちの人見きよしと結婚、また
川崎敬三も同じ日に磯野洋子(新人クレジット)と結婚。
映画はこの二組のカップルが同じ南紀一周の周遊券を使っての
新婚旅行で鉢合わせしてしまった事によって起こる騒動を
描いています。魔子さんがやけに綺麗です。
尚、この映画は池部良のプロダクションの制作で、その事が
映画のはじめにクレジットされていて、結婚式のシーンに
顔を出しています。
他に大坂志郎、石井トミコ、市村俊幸、若水ヤエ子などが共演。
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若草物語 (1964)
2020-11-23
忍術武者修行 (1960)
2020-11-22
森蘭丸 (1955)
2020-11-16
新諸国物語 オテナの塔 前篇・後篇 (1955・1956)
2020-11-15



衛星劇場で先月に前篇、今月は後篇をやってるんですが、実はまだ
全部観てなくて観終わってからと考えていたところ、主演の中村扇雀
の訃報が昨日あり、急いでのっけた次第です。
歌舞伎界の重鎮、現四代目坂田藤十郎、奥さんが扇千景で妹さんは
確か中村玉緒と言う名門芸能一家の大黒柱。
ご冥福をお祈りします。
さて、この映画ですが
正直、これを録画したのは東宝作品だからで、東映だったら録画しな
かったでしょう。
新諸国物語は北村寿夫原作で元々はNHKのラジオドラマで、内容は
少年少女向けの時代劇で、この作品はシリーズの中の1つです。
監督は安田公義。
話は
蝦夷(えぞ・今の北海道)のある部落の酋長オテナ・カムイ
(嵐三右エ門)が悪代官の市川小太夫に殺されてしまう。
で映画はカムイの息子(嵐寛寿郎)や孫の中村扇雀が市川小太夫
に復讐を成し遂げるまでの長い年月を描き、それにカムイが残した
オテナ家の財宝が隠してあるオテナの塔(多分、場所)の在りかを
示した巻物をめぐる争いを絡めているようです。
で配役は歌舞伎界と東宝の専属俳優(他社から借りてる人も
いるかも)で構成されています。
市川春代、鳳八千代、山田真二、青山京子、雪村いづみ、
水戸光子、小泉博、小杉義男など豪華ですが、誰がどういう役
なのか解りません。
妖花伝 (1960)
2020-11-11

悪役が多い印象の丹羽又三郎が若き日に主演した大映の時代劇で
監督は加戸敏。今月、衛星劇場でやっています。
ある晩、町娘の加茂良子と大奥のお中臈の三田登喜子の二人が
誘拐される。
(映画を観ていると二人は以前に取り潰された大商人の娘で
姉妹だとわかるが、二人はそれを知らない設定)
この事件を探索するのが遠山左衛門尉(島田竜三)とその配下の
同心の丹羽又三郎。
(加茂良子と丹羽又三郎は許婚同士の設定)
映画はつぶされた大店の財宝をめぐる話になっていて、乞食に
身を変えた二人の娘の兄(林成年)も加わり、財宝を狙う清水元
一味と対決する話になっています。
加茂良子さんは松竹歌劇団の出身、三田登喜子さんも大映の
専属女優でお2人とも活躍、その後テレビに移り長く
活躍されましたね。
この映画では二人とも文句なしの美人。
女高生 夏ひらく唇 (1980)
2020-11-09
性盗ねずみ小僧 (1972)
2020-11-08
愛獣 赤い唇 (1981)
2020-11-03
夏子の冒険 (1953)
2020-11-02

昨日、衛星劇場でやってた映画です。
先ず、言っておかなければならないのが、この映画、完全な形で
残っていません。前半では何箇所か映像が欠落し、最後の方で
突然、こんどは音声がなくなり、エンディングはまた映像が欠落
しています。正直、かなりストレスになります。
まあ、これだと名画座などでの上映は難しいでしょうね。
さて、この映画は三島由紀夫の原作で、「カルメン故郷に帰る」に
続いてつくられた総天然色映画の2作目と言うことで、当時は
かなりのヒットになったようです。
若原雅夫、角梨枝子の主演で監督は中村登。
タイトルどうりの映画で、わがままで、勝手気ままな金持ちの
お嬢さんの夏子(角梨枝子)が、突然、北海道の修道院の修道女
になると言い出し出かけるのですが、途中の青函連絡船で
北海道へ熊退治に行く青年の若原雅夫と知り合い、彼の身の上話を
聞くうちに感動して、一緒に付いて行ってしまう話です。
(若原雅夫が学生時代に北海道の山奥で知り合って愛し合うように
なった淡路恵子がどう猛な熊に殺された知らせを受け、そのカタキを
うちに行く途中と言う事です)
夏子の家族は父が北竜二、祖母が東山千栄子、母が岸輝子で伯母が
村瀬幸子。東山千栄子、岸輝子(千田是也夫人)、村瀬幸子の3人は
俳優座の創設メンバーで、この映画では気まぐれな夏子に振り回される
役所をコミカルに演じ、映画全体を明るくしています。
また、淡路恵子の妹が桂木洋子、父親を坂本武が演じています。
他に高橋貞二、伊沢一郎も出ていてかなり豪華です。
結構、面白い映画なんで完全な形で残ってないのが、本当に残念です。
薩摩飛脚 (1951)
2020-11-01

「鞍馬天狗」の原作者で有名な大佛 次郞の書い時代劇小説の映画化
で主演が「鞍馬天狗」が当たり役のアラカンこと嵐寛寿郎で監督は
内出好吉。(戦前から何度も映画化され、後にはテレビ化もされている
有名な原作のようです)先月、衛星劇場でやっていました。
薩摩藩に派遣された二人の隠密(嵐寛寿郎、原健策)が発見され
てしまい原健策だけが捕らえられてしまう。
一端は江戸に戻ったアラカンだが、原健策の弟(と言っても子供)が単身で
兄を救い出す為に、薩摩に向かったのを聞き、アラカンもあとを追い
奮闘する話です。
人間関系は
原健策の妻が山田五十鈴、弟が藤間勘左衛門(おそらく五代目で
後の初代尾上辰之助と思われる)、アラカンの馴染みの芸者に
宮城千賀子、アラカンに協力してくれる魚屋に小林重四郎、
やはりアラカンに協力してくれるスリが高田浩吉、得体の知れない
坊主に三島雅夫、薩摩藩の留守居役に有島一郎(今回は悪役)
と言ったところです。
(それにしても皆さん若い)