BG・ある19才の日記 あげてよかった!(1968)
2021-02-27

西恵子(新人クレジット)主演の日活映画(何故かモノクロ)で
監督は丹野雄二。今朝、チャンネルNECOでやってました。
タイピストのBG(今で言うOLの事、Business Girlと言う言い方に
問題があって、ある時期から使われなくなってしまった)西恵子
を主人公に、恋人の和田浩治と上司の二谷英明の間で揺れ動く
女心を描いた何の変哲もない映画ですが、同じタイピスト仲間の
同僚役で浜川智子名義の浜かおる、太田雅子名義の梶芽衣子、
さらに笹森礼子の妹の笹森みち子(お姉さんに似てるんで直ぐ
解かります)が共演、あと妹役が後藤ルミ子名義の後藤ルミが
でていて、それを見るだけでも楽しい。
後藤ルミさんは松坂慶子の「夜の診察室」で貞操帯を
はめられる妻役が印象に残ってるんで、大映系の女優かと
思っていたんですが日活系の女優だったんですね。
(「夜の診察室」は大映・日活の弱者連合のダイニチ時代の
作品)
で肝心の主演の西恵子さんですが主役はおそらく、これ1本
だけで、主にテレビで見かけた記憶があります。
(ウルトラマンシリーズの女性隊員役が有名だそうですが、
月光仮面世代の私にはサッパリ解りません)
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復讐浄瑠璃坂 一部・二部 (1955)
2021-02-25


東宝の時代劇ですが「忠臣蔵」と同様に実際にあった仇討ちを
題材にしてますが、映画化されたのはこれ1度のみのようです。
監督は二川文太郎・並木鏡太郎の共同監督で、今月・来月、
衛星劇場で放送予定です。
仇討ちと言っても大名同士のものではなく、宇都宮藩内の
重鎮家同士の確執(岡譲司一門と荒木忍一門)が刃傷沙汰(
にんじょうざた)に至り、事を起こした荒木忍だけがおとがめを
受けることになり、自ら切腹して果てる。
映画はこの事に端を発して仇討ちとなっていきます。
人間関係は荒木忍の息子に四代目坂田藤十郎・当時の中村
扇雀、荒木忍の妻の弟が嵐寛寿郎、岡譲司の味方の護衛役が
大河内傳次郎、また岡譲司の妹役が扇千景で、中村扇雀と
許嫁の間柄で、後のご夫婦がロミオとジュリエットの状態で
共演していて興味深いです、また当時大映専属だったはずの
実の妹の中村玉緒も出演しています。
人間関係が相当ややこしいので、何回か見直さないと理解
しにくいかもしれません。
それにしても扇千景さんが美しいこと、美人ぞろいの女優さん
たちの中でも断然際立っていて、正に絶世の美女ですね。
銭形平次捕物控 死美人風呂 (1956)
2021-02-24

大スター長谷川一夫の当たり役の「銭形平次捕物控」は
初めの1本が新東宝で他は17本が大映で撮影され計18本も
作られています。この映画は通算9作目に当たり、監督は加戸敏。
今月、衛星劇場でやってます。
全体としては伊達藩の世継ぎを廻るお家騒動を描いていて
表向きは子供がいない藩主に実は昔、腰元に産ませた娘
がいて、その腰元が江戸の軽業師に嫁いでいたことがわかる。
その軽業師には美空ひばり、三田登喜子、小町瑠美子、
真風圭子の4人の娘がいて、その中の1人が世継ぎの姫君
なのだが・・・・。(これで誰が姫なのか解りますよね)
で平次はそのなかの一人が殺されたことから事件に関わって
いくことになります。
因みに、女房のお静役は阿井美千子、子分の八五郎を
川田晴久が演じています。
陽気な殿様 (1962)
2021-02-22

市川雷蔵の主演の大映の時代劇で原作は五味康祐で
監督は森一生。今月、時代劇専門チャンネルでやってます。
老中の子息の若殿の雷蔵が、家督相続の一環として領地の
姫路まで旅をすることになり、遊び仲間の町人の小林勝彦、
佐々十郎をお供に連れた道中で起こる騒動を描いています。
1つは浜松藩の家老から藩の埋蔵金のある場所を記した
絵図面の写しを体に彫ってある腰元の高田美和を預かって
しまい彼女が狙われることになる事。
もう1つは雷蔵の乳兄弟の藤原礼子の夫の仇打ちの手助けを
すること。で仇の千葉敏郎は明石藩に囲まわれていて、雷蔵は
明石藩の姫の坪内ミキ子を誘拐して二人を交換しようと画策
するのだが・・・。結末は映画で確認を・・・。
尚、宇津井健は坪内ミキ子の見合い相手の若君の松平長七郎役
で出てますが。まあゲスト出演と言ったところ。
コメディアンの佐々十郎は売れっ子だったんですが、テレビの
「銭形平次」の子分の八五郎役を降りてから急激に見かけなく
なりましたね。
バファロー大隊 Sergeant Rutledge (1960)
2021-02-20


巨匠ジョン・フォード監督の作品の中では地味な映画ですが、近々
BSで放送するらしく、昔、日曜洋画劇場で観て以来で懐かしいので
ラベルを作ってみました。
形は西部劇ですが裁判劇になっています。
騎兵隊内で中佐とその娘が殺害され現場から逃走した黒人兵
(ウディ・ストロード)に強姦・殺人の容疑がかかる。
それを弁護するのが中尉のジェフリー・ハンターで、はたして
彼が犯人か?あるいは真犯人が?と言う話です。
主演のジェフリー・ハンターはハンサムで青い瞳が特徴で
カッコイイ人だったんですが若くして亡くなってしまいました。
黒人兵役のウディ・ストロードはシドニー・ポアチエと共に
黒人スターの先駆けだった人です。
個人的にはバート・ランカスター主演の「プロフェッショナル」
が印象に残っています。
あと殺害される女の子を演じているのはトビー・マイケルズ
と言う女優さんでトミー・サンズが主演の「金魚鉢の中の恋」
と言う映画で彼の相手役を務めた女優さんです。
どうでもいいことですね(笑)
初春狸御殿 Enchanted Princess (1959)
2021-02-18

「忠臣蔵」と同様に映画化された回数が多いのが「狸御殿」。
これは市川雷蔵、若尾文子、勝新太郎の組み合わせの
作品で監督は「狸御殿」を何度も映画化している木村恵吾で
オペレッタ映画の代名詞ですね。タイトルどうり1960年の
お正月映画です。
先月、今月と時代劇専門チャンネルでやってます。
今回の作品は狸御殿の姫君(若尾文子)の婿になる若君の
市川雷蔵との見合いを嫌った姫がいなくなってしまい、その
代役に姫にそっくりのたぬき娘(若尾文子の二役)を仕立て
上げる話。勝新はたぬき娘の恋人の薬売り(もちろん狸)。
まあ話より市川雷蔵、若尾文子、勝新太郎の歌や踊りを
(本当に歌ってるかは不明)楽しむ作品です。
中村玉緒、近藤美惠子、仁木多鶴子、金田一敦子の大映
専属女優に神楽坂浮子、藤本二三代、松尾和子の女性歌手も
姫役で登場しますので確認して下さい。
あと、グラマー女優の毛利郁子が、とんでもなく露出の多い衣装で
出てくるのでお楽しみに!
踊る龍宮城 (1949)
2021-02-16

当時の松竹歌劇団のメンバーが大勢出ているレビュー映画で
監督は佐々木康。今月、衛星劇場でやっています。
当然、浦島太郎の話ですが、浦島太郎(川路龍子・当時の男役の
トップスターらしい)が龍宮城から帰るところから物語は始まります。
乙姫役は美人歌手の奈良光枝(青い山脈が有名)で亀(岸井明)と
何故かタコ(森川信)に送られて帰ったのが現代。
そこから、せっかく貰った玉手箱が盗まれたり町長(日守新一)の
娘の並木路子(当時の娘役のトップスターで、彼女が歌った
リンゴの唄は今や歴史の1ページになってます)が誘拐される
事件が起きたり(何故か河童の集団が悪役として登場)
しますが、乙姫様に助けられ浦島太郎は乙姫と結ばれ竜宮城に
帰っていく話です。
まあ、ストーリーはどうでもいい訳で、松竹歌劇団のレビューを
楽しむ映画です。
私は松竹歌劇団について詳しくないんですが、私の母は若き日に
こういうのが好きだったようで、もし生きてたら大喜びだったろうなあ
と思います。(当時の松竹歌劇団の舞台のパンフレットが沢山
家に残ってます。
曙ゆり、小月冴子は当時は歌劇団のトップスターだったんじゃ
ないでしょうか。
あと、書いておかなきゃいけないのが、美空ひばりがデビュー曲の
河童ブギを河童のかっこで歌っている事と、私たちは息子さんの
大辻伺郎(自殺してなくなりました)を知ってるのですが、
そのお父さんの漫談家の大辻司郎が出ていることです。
戦後すぐの松竹歌劇団の舞台の様子や、当時のスターたちの
舞台が記録されていて、今となっては貴重な資料となるでしょう。
しなの川 (1973)
2021-02-12

昨年亡くなった東映映画の社長・会長だった岡田裕介氏の
追悼と言うことで、彼が関わった作品のいくつかを今月、
日本映画専門チャンネルで放送するのですが、これが
その中の1本。
これは由美かおるが主演で彼は助演として出演した作品で
監督は野村芳太郎。
岡田裕介氏は石坂浩二に似てると言う事でスカウトされ(本当に
似てました )。NETの「レモンスカッシュ4対4」でデビュー。
(あれがデビューだったのかあ。確か榊原ルミと好き合ってる
役だった)
お父さんは東映の社長の岡田茂氏ですが、俳優としては東宝の
印象が強く、何と言っても「赤頭巾ちゃん気をつけて」(これも
今月放送するらしいがラベルは作成済)が有名。
ただ、ルックスは悪くないのですが彼の声が残念で、演技を
してても気が抜けたような印象を私は感じていました。
結局、彼自身も俳優としての限界を感じたのか、その後、
お父さんと同じ道を歩むことになります。
さて、この映画は観たことがありません。岡田氏が東宝でも
東映でもなく松竹の映画に出てたとは・・・。
この映画は当時、由美かおるのヌードが話題になり雑誌の
グラビアをに賑わした事くらいしか印象がありません。
昭和の始めを舞台にした劇画が原作で、若い女性の愛の
遍歴を複雑な家庭環境を絡めて描いているようです。
仲雅美、仲谷昇、岩崎加根子などが共演。
初笑い底抜け旅日記 (1955)
2021-02-11

衛星劇場でお正月にやってた榎本健一が主演のミュージカル
時代劇(通称オペレッタ映画)で監督は青柳信雄。
タイトルどうり1955年のお正月映画で、大スターだった
エノケン・ワールドが広がっている映画です。
旅がらすのエノケンが柳家金語楼が演じる水戸黄門に
旅の仕方を伝授するところから始まり、彼自身も旅を
続けるのですが、この映画の本筋はエノケンの息子の
榎本雅夫(見たところ15、16歳にしか見えない)演じる
若侍の親の仇(丘窮児)を打たせてやる話です。
お正月映画なんで顔見せ興業の要素に加え出演者は
歌って踊れる人たちが集まっています。
美人スリ姉妹の旭輝子(松竹歌劇団出身で神田正輝の
お母さん)と竹屋みゆき(宝塚出身)、庄屋?の娘の
ビンちゃんこと楠トシエ、宿屋の客引きをしている若侍の
柳沢真一あたりが、それにそった出演者です。
他に小堀明男(当時は次郎長三国志で大人気でした)、
三木のり平、トニー谷などが共演で、因みに助さんは
如月寛多、格さんを沢村いき雄が演じています。
やっぱり、エノケンのオペレッタ映画は面白い。
東京キッド (1950)
2021-02-10
江戸の顔役 (1960)
2021-02-10
五十円横町 (1955)
2021-02-08
若い娘がいっぱい (1966)
2021-02-06

石坂洋次郎の原作「楽しい我が家」を浜美枝の主演で描いた
青春映画で監督は筧正典。
今月、日本映画専門チャンネルでやっています。
いきなりネタバレですが、石坂洋次郎の原作ではこの後に
発表された「陽のあたる坂道」「ある日わたしは」「河のほとりで」
と同タイプの話で上原謙、加藤治子の娘の浜美枝と藤間紫の娘の
中川ゆきが異母姉妹であることが明らかになってゆく話で、
同じく東宝で作られた杉葉子主演の「青春会議」に続く2度目
の映画化になります。この後、舟木一夫、松原智恵子の
「青春の鐘」も同じ原作ですが、かなり内容が変わってしまって
います。
二人の女性を繋げる役は浜美枝の弟・妹(金子吉延と上原ゆかり
の当時の超売れっ子の子役)の家庭教師になる石坂浩二と
中川ゆきの家に下宿する石坂の友人の大学生の井上紀明です。
あと沢井桂子、田村奈己、豊浦美子、八代美紀、藤山陽子、
丘照美、高橋紀子の当時の東宝の専属女優が浜美枝の
短大時代の同級生で出てきますので確認して下さい。
一匹狼 (1960)
2021-02-06
恋と十手と巾着切 (1963)
2021-02-05
追いつめる (1972)
2021-02-04
国際秘密警察 虎の牙 (1964)
2021-02-01