疾風の晴太郎 (1955)
2021-04-28

東宝の股旅物時代劇で主演は沖諒太郎ですが、この後に大映に
移ってからの芸名の島田竜三と言う方が解りやすいかも知れません。
監督は佐藤幸也、倉谷勇の共同監督で今月、衛星劇場でやっています。
渡世人の疾風(はやて)の晴太郎(沖諒太郎)がイマカマ博打
がばれ、斬られて死ぬ寸前の男から、せがれの目黒祐樹を預かり
母親で塩尻の酒造りの娘の星宮真沙美のもとへ届けるまでの
話が大筋ですが、その酒蔵は土地のヤクザの佐々木孝丸一家に
乗っ取られようとしている。
晴太郎は旅の途中で知り合ったヤクザの娘の筑紫まりの父親が
殺され、その仇が佐々木孝丸で、また別に知り合った武家娘の
浮城美登里の脱藩した許婚(杉山昌三九)が佐々木孝丸の
用心棒だったりですべてが都合よく繋がって行きハッピーエンド
になります。
尚、出演している女優陣ですが、この作品が宝塚映画なので
筑紫まりさんはもちろん、彼女以外の星宮真沙美、浮城美登里の
お二人も当時は宝塚歌劇団に在籍していた女優さんと
思われます。
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菩提樹 リンデンバウム (1988)
2021-04-26

1980年代の人気アイドルだった南野陽子の主演映画で
監督は山口和彦。来月、日本映画専門チャンネルで放送予定で
原作は漫画のようです。
南野陽子さんの名前は知っていますが、私はと言うと自慢に
なりませんが、彼女の主演の映画やテレビドラマを一度も
観たことがありません。
ラベルの彼女をみると確かに美人だし、当時の若い人たちに
人気があったのも解かります。
さて、映画ですが子供の頃に交通事故で両親を亡くした彼女が
「ある足おじさん」の援助で医大生になる。
まあアイドル映画ですから、その「ある足おじさん」と両親の死
の関係が、次第に明らかになっていくのではないか、と想像
されます。
神田正輝、竹本孝之、比企理恵、松原千明神山繁などが共演。
バックが大好き!(1981)
2021-04-21
嵐を呼ぶ友情 (1959)
2021-04-19

井上 梅次監督のお得意のジャズ映画でタイトルは自ら監督した
大ヒット作の「嵐を呼ぶ男」から取ってきているようです。
この後東宝で「嵐を呼ぶ楽団」も手掛けています。主演は小林旭。
映画は
かつてトランペットの名手だった宇野重吉には沢本忠雄、
川地民夫の二人の弟子がいて一緒にバンドを組んで大人気に
なっている。その二人が恩師の宇野重吉の為に、親子間の確執の
為、現在ギターの流しをやっている小林旭と再会させ、親子の
誤解をとき3人でバンドを組んで成功するまでを描いています。
宇野重吉と小林旭の間の確執については映画の中で描かれて
いますので確認して下さい。
尚、浅丘ルリ子は小林旭の許婚で宇野重吉と暮らす少女、また
白木マリが小林旭と同棲中のダンサー役でいい味をだしてます。
助っ人稼業 (1961)
2021-04-17

宍戸錠の「稼業シリーズ」の3作目で最終作らしい。今回は
相棒役が二谷英明ではなく長門裕之で監督は斎藤武市。
横浜の内田良平が率いるヤクザ組が第3国人の金子信雄が
率いる組織との取引の為に7千万円を用意するが、金子が
内田と敵対する神戸の小沢栄太郎が率いる組に、それを
知らせ7千万円が奪われてしまう。その金の奪還を引き受けた
のが偶然知り合った宍戸錠と長門裕之。
二人が神戸の小沢栄太郎の所へ行くと、今度は小沢が殺され
7千万円も奪われる。これは金子の仕業だが、それには
内田の手下の藤村有弘と小沢の手下の近藤弘が 親分を
裏切って金子に通じ協力していた。
こっから先は映画で確認を。
尚、笹森礼子は小沢栄太郎の娘、中原早苗は宍戸錠に
付きまとう謎の女(実は金子の情婦)で共演。
薔薇のためいき (1972)
2021-04-15
大暴れ東海道 (1958)
2021-04-11

高田浩吉が遠山金四郎を演じる松竹時代劇で監督は渡辺邦男。
だいぶ前に衛星劇場でやってたんですが、先日も放送してたんで
ラベルを作ってみました。
柳家金語楼が藩主の岡崎藩の水野家で頭の弱い弟の
本郷秀雄を跡目に藩の家老の石黒達也一派が藩の乗っ取り
を図ろうとしていたが、それを察知した藩主の姪の姫君の
冨士眞奈美(信じられないくらい可愛くて綺麗)は江戸の
屋敷を抜け出してくる。
で、たまたま知り合った金四郎とその仲間たちが姫を守り
岡崎まで連れて行き家老たちの野望を粉砕する話です。
高田浩吉の周りの仲間たちが豪華で伴淳三郎(丹下茶膳)、
北上弥太朗(鼠小僧次郎吉)、田崎潤、トニー谷のコンビが
弥次・喜多、瑳峨三智子がスリで、宮城千賀子が旅回り一座の
大夫に扮し、さらに横山エンタツが易者で何と榎本健一が
金四郎の父の遠山左衛門尉役で出ている豪華版です。
さて、高田浩吉ですが私の母方のジイさんが彼の大ファンで
特に彼の当たり役だった「伝七捕物帖」には何回か連れて
いかれた記憶があります。
ただ、この作品では「伝七捕物帖」にあった彼お得いの
三味線の弾き語りの歌が聴けないのが残念ですが
この共演者の豪華さからも、この頃が戦前に続く彼の
第二期の黄金時代だった事が伺えます。
真昼の誘拐 (1961)
2021-04-08

沢本忠雄、高橋英樹(新人クレジット)が主演の日活のサスペンス映画で
監督は若杉光夫。今月、衛星劇場でやっています。
若者の不良グループがグループを2班に分け、お金持ちの5歳の女の子
を片方のグループが連れ出して、もう片方のグループが連れて帰ると
言う誘拐もどきの事で小遣い稼ぎをしようと計画するのだが、仲間の
2人がヤクザと通じていたために、本当の誘拐事件に発展して
しまう話です。
竹内悦子(新人クレジット)、高橋英樹、中尾彬、杉山元、石崎克巳、
康本佳男、明石佳子が不良グループのメンバーで、
康本佳男、明石佳子の2人がヤクザの山内明に通じて
いる役。トップクレジットの沢本忠雄は友達だがこの計画に最初から
加わったのではなく途中で巻き込まれてしまう役どころ。
大滝秀治、奈良岡朋子、佐野浅夫、松下達夫などが
脇を固めています。
紅蝙蝠 (1958)
2021-04-07
「13号待避線より」その護送車を狙え (1960)
2021-04-06
八十八夜の月 (1962)
2021-04-05

岩下志麻がトップクレジットの松竹映画ですが、実質的には
母親役の三益愛子が主演で監督は市村泰一。
本日、衛星劇場でやっていました。
静岡の老舗のお茶園を経営し5人の子供たちを女手一つで
育てた三益愛子を中心に周りの人々の人間模様を描いて
います。
人間関係は
長女が藤間紫で養子の夫が佐野周二、その長男で浪人生に
竹脇無我で一家は東京でお茶屋を経営、次女の環三千世は
嫁いでいて、三女の高千穂ひづるは絵の勉強でフランスに
長男の宗方勝巳は売れない劇団をやっていて、劇団員の
瞳麗子と同棲中、末っ子が岩下志麻で大学を出てエール
フランスのスチュワーデスで恋人が松原緑郎(新東宝の人)、
その他に菅原文太の兄いがお茶園の番頭と言った
ところです。
無茶な奴 (1964)
2021-04-03