暁の非常線 (1957)
2021-05-30
ノンちゃん雲に乗る (1955)
2021-05-24

石井桃子の児童文学を子役時代の鰐淵晴子を主演で作った
新東宝映画で監督は倉田文人。
木登りをしているノンちゃん(鰐淵晴子)が木から下の池に
落ちて気が付くと徳川夢声が演じる老人に助けられて雲の
上にいた。
ここから先は最後に目覚めるまでが夢の中の出来事となります。
ノンちゃんは老人にお父さん(藤田進)、お母さん(原節子)、
お兄ちゃん(高崎敦生)の事を話していくのを、老人は黙って
聞いてくれ、時にノンちゃんをやさしく諭していく内容になって
います。解説も完全に子供向けで児童向け映画になっています。
ここから数年で美しい白鳥に変身する鰐淵さんの美少女ぶりも
見ものです。
劇中でショパンの「別れの曲」(映画さびしんぼうと同じ)に
乗って、バレーと天才と言われたバイオリンを披露しています。
続ラブ・バッグ Herbie Rides Again (1974)
2021-05-22


久しぶりにディズニーのコメディー映画です。人の心を持っている
フォルクスワーゲンのレーシングビートル「ハービー」のシリーズ
2作目で監督はディズニーのレジェンドのロバート・スティーヴンソン。
不動産王のキーナン・ウィン(映画グレートレースのトニー・カーティス
の相棒)は高層ビルを建てようと用地を買収していたが、元消防署
だった場所に住み続けるおばあちゃんのヘレン・ヘイズ(映画
大空港で無賃乗車をした老女役の往年の大女優)が立ち退きに
応じず困っていた。そこで彼は弁護士になりたての甥で
人の良さそうなケン・ベリーを交渉役にするのだが・・・。
でハービーはヘレン・ヘイズの車でスチュワーデスのステファニー・
パワーズも同居している。
彼女たちの話を聞くうちにケン・ベリーはキーナン・ウィンの
仕打ちに反感を持つようになり彼女たちに協力することになる。
ここから映画は大騒動になっていきます。
ディズニーらしい楽しいコメディーです。
ケン・ベリーはリチャードチェンバレン の「 ドクターキルデア」の
印象があったんですが、この映画を映画館で観た時に
久しぶりで驚いた記憶があります。
大空に乾杯 (1966)
2021-05-18
傷だらけの勲章 (1986)
2021-05-15
風ふたゝび (1952)
2021-05-14
傷だらけの掟 (1960)
2021-05-12
同棲時代 今日子と次郎 (1973)
2021-05-11
仲間たち (1964)
2021-05-09

「あゝ青春の胸の血は」と同様に舟木一夫の同名の曲に因んで
作られた歌謡映画で主演は浜田光夫と松原智恵子で監督は柳瀬観。
これも今月、チャンネルNECOでやっています。
バスガールの松原智恵子とトラックの運転手の浜田光夫は故障した
浜田のトラックがバスの進路を塞いでしまい、口論になったのを
キッカケに恋人同士になる。
映画は二人の前に立ちはだかる苦難を乗り越えて行こうとする
姿に、周りの人々に起こるいくつかのエピソードを散りばめながら
描いています。
舟木一夫は浜田の同郷の友人の餃子屋の店員で二人を温かく
見守る役でで共演、その他、松尾嘉代、堺正章、内藤武敏、
飯田蝶子、菅井一郎などが共演しています。
尚、松原智恵子がバスガールをしている会社は川崎鶴見臨港バス
で、私は乗ったことはありませんが、今も実際に存在するバス会社
のようです。
あゝ青春の胸の血は (1964)
2021-05-08
オッサンのたわ言 32
2021-05-06
逃亡者 (1959)
2021-05-05

長門裕之が主演のサスペンス映画で監督は古川卓巳。
今月、衛星劇場でやってます。
前科者の長門裕之は更生しようとしていたが、怪しい仕事と
思いつつも5万円に目がくらみ垂水悟郎を箱根の小さな
ホテルに届けることを引き受けるのだが、途中警官の職務質問に
引っ掛かり、垂水がその警官を撃ち殺してしまう。
実は垂水悟郎はホテルで待っていた二本柳寛と西村晃と
共に銀行を襲撃した犯人の一人だった。そして、ここから
ヘリコプターで香港へ高飛びしようとしていた。
で、彼らはホテルの経営者親子(松本染升、稲垣美穂子)や
宿泊客の露口茂、小園蓉子、近藤宏、富田仲次郎、南風夕子
などを監禁してしまう・・・。
ここから先は映画で確認してください。
タイトルからデビッド・ジャンセンのテレビの「逃亡者」みたいに
逃げ回るのか、と思ったら違ってました。
十七才の抵抗 (1957)
2021-05-04

女子高校生が書いた小説「可奈子」を映画化した日活の青春映画で
主演の可奈子を浅丘ルリ子が演じ監督は井上梅次。
今月、衛星劇場でやってます。
東大を目指そうかと言うくらい学業が優秀な可奈子(浅丘ルリ子)
には離婚した旅芸人の父母(小林重四郎、轟夕起子)がいて、
現在は別の女と同棲している父親の近くで暮らしているが、
旅芸人の娘である事がコンプレックスとして彼女に重くのしかかって
いる。
映画はそんな彼女が周りの人々に支えられながら自分の進むべき
道を探していく姿を描いています。
人間関係は
お互いに好きあってる同級生に津川雅彦、津川の東京にいる許嫁の
従妹に白木マリ(デビュー作がどうか不明ですが新人クレジット)、
父親の弟子のような存在に長門裕之、東京の浅草で女剣劇を
している母の轟夕起子のヒモのような存在で安部徹が顔を
出しています。
尚、浅丘ルリ子の幼少時代を浅野すゞ子の名義の浅野順子が演じて
います。(成人してから結構売れていた女優でしたが、いつの頃
からか大橋巨泉の番組ばかりに出るようになり、おかしいなあ、
思ってたら、まさかの結婚・・・・。(笑)
現在と違って芸人の地位が低いと考えられていた時代の名残が
まだ多少残って時代の映画で、現在の価値観では理解しずらい
作品です。
八月の濡れた砂 (1971)
2021-05-02

今更ですが、日活がロマンポルノへ移行する前の最後の一般作品
として公開された作品。ダイニチ配給で村野武範、広瀬昌助が
主演で監督は藤田敏八。
湘南の夏を舞台に高校をやめた村野武範とその友達の高校生の
広瀬昌助が経験するひと夏の出来事を描いた青春映画です。
日活も映画がどうにもならない時代で公開して直ぐに終わって
しまったんですが、当時TBSの深夜放送の「パック・イン・ミュージック」
をやっていた宮内鎮雄アナウンサーと共にマニアックなアナウンサーで
有名だった故林美雄氏の「月曜パック」で紹介され、映画と共に
石川セリが歌ったエンディングテーマが若者の間で静かなる
ブームになり、公開されて50年、今や名作映画として認知されて
います。
姉妹役をテレサ野田と藤田みどりが演じているんですが、映画の
冒頭で輪姦されたと思しきテレサ野田が裸で海に飛び込む
シーンがあり、姉の藤田みどりがラストのヨットの上でレイプ
されるシーンがあり、この作品のハイライトになっています。
また、自殺してしまう女子高生を演じる隅田 和世も印象に
残ります。
ストーリーより全体が醸し出すムードを楽しむ映画です。
石川セリの「八月の濡れた砂」はココで聞けます。
ライブでの映像です。