夕笛 (1967)
2022-09-29
絞首台の下 (1959)
2022-09-28

Amazon Prime にあった長門裕之、渡辺美佐子が主演のサスペンス映画の
ラベルを作ってみました。監督はこれも西河克己。
新聞社を辞め自分で小さな通信社をやっている長門裕之の友人で
北海道で牧場をやってる上野山功一の妹の稲垣美穂子に行方不明だった
恋人の赤木圭一郎〔新人〕からの手紙が届く。
稲垣美穂子と途中で出会った赤木の友人の木浦佑三と差出住所の千葉へ
行ってみると、そこは刑務所で殺人の罪で服役していた。
ところが翌日、赤木が脱獄してしまう。
で映画は以前から赤木の事件に関わっていた長門裕之が、これは単なる殺人
ではなく、その背後にある麻薬密輸組織を暴いていく、と言うのが
大筋になっています。
怪しい人物が次々に殺されて行くストーリーはナカナカ面白くて
観始めると途中でやめられません。
内藤武敏、信欣三、松本染升、浜村純などが共演で、その他の共演者は
↓で紹介します。

映画のタイトル

渡辺美佐子
長門裕之の恋人で女医さん

清水まゆみ(左)〔新人〕
長門裕之の通信社にいる助手
他は長門裕之と渡辺美佐子

高島稔
やはり長門裕之の通信社にいる助手
子役時代から活躍していました

稲垣美穂子
北海道で兄のやってる牧場を手伝っている

赤木圭一郎〔新人〕
稲垣美穂子の恋人で殺人の罪で
服役している
この後スターになるんですね

永井智雄
赤木の弁護士役 何となく胡散臭い
隣は稲垣美穂子

高階格(左)と芦田伸介
この映画の刑事役

楠侑子 実は組織の女
劇中度々登場する怪しげな女
最後に組織のボスのハロルド・S・コンウェイと
日本を脱出しようとして空港で捕まる

角田真喜子名義の後の南條(条)マキ 隣は木浦佑三
赤木の友人の木浦佑三の恋人?
歌手として南條マキ名義でレコードを何枚か出していて
初期のロマンポルノにも出演していました
と言ったところ
残雪 (1968)
2022-09-28

先日の「絶唱」から2年後に作られた舟木一夫の悲恋映画ですが
今回は相手役が松原智恵子で監督は同じ西河克己。
今月、チャンネルNECOでやっています。
「絶唱」から2年しか経ってませんが、この時は既にグループサウンズの
ブームの真っ只中でそれほどヒットしなかったのでは・・・。
主題歌も聞き覚えがないのでヒットしなかったでしょう。
建築科の大学生の舟木一夫が教授の使いで信州の工事現場に
書類を届ける途中で山の娘の松原智恵子と出会い愛し合う
ようになる。
ここから先は書きませんが、石坂洋次郎の原作なら、どんなに
過酷な運命でも最後はしっかり前を向いて行こうととする結末に
なるんですけどね・・・。
共演は和田浩治、丹阿弥谷津子、山形勲、小橋玲子、江戸家猫八、
松下達夫などです。
ミステリー・ゾーン The Twilight Zone (1959–1964)
2022-09-27


今回作ったのは1959年~1964年にかけて制作されたテレビ番組。
本国では第一シリーズと呼ばれている番組で、
本国ではトワイライト・ゾーン、日本ではミステリー・ゾーンと呼ばれている
番組のこと。
全部で5シーズンまであり、すべてモノクロ撮影で第4シーズンだけが1時間で
他はすべて30分の1話完結の番組でした。(多分)
私は小学生の頃に怖いものみたさに観ていた記憶があります。
実は昨年スーパー!ドラマTVで5シーズン分の全部が放送され、その時に
録画したのを少しずつ観ているところなんですが、
本日9月27日の夜おそくから第1シーズンが始まるようなので
お知らせを兼ねてラベルを作ってみました。
汎用版なので各自自由に加工して下さい。
今見ると当時は全く気付なかったスターが出てまして、確か第1シーズンに
ディズニー映画によく出ていたエド・ウィンやロッド・テイラーが出てたりで
ビックリしました。
今回もおそらく第5シーズンまでやるでしょう。
さあ、まだ間に合いますよ!!!
尚、ラベルの男性は番組のナレーションをしていたロッド・サーリングです。
絶唱 (1966)
2022-09-26
悪魔の乾杯 (1947)
2022-09-15

戦後すぐに作られた大映のサスペンス映画で主演が斎藤達雄で
監督は丸根賛太郎。今月、衛星劇場でやっています。
映画は最近警察を辞めた来栖啓吉(斎藤達雄)が私立探偵を始める
までの静養に来ていた友人の井川伊作(南部章三)の経営する神戸の
ホテルで夜中に泣き叫ぶ少年の声を耳にする。
翌日、このホテルに1年以上滞在している車いすの婦人の法村あき子
(英百合子)から、「今は子供は泊まってないが、1年前に斎藤達雄が
泊まっている部屋で国枝良一なる少年が心臓麻痺で亡くなり、その
父親の大学教授の国枝元信もそれより少し前に車で崖から落ちる
交通事故で亡くなっている」、と言う。
でこの事を疑問を感じた斎藤達雄が、この謎を解明して行くのが大筋に
なっています。
勿論、二人とも殺されているのですが、今のサスペンスドラマと比べて
単純な出来ですし、今の感覚では理解しにくい筋立てになっています。
映画は半分も行かないうちに犯人たちが解ってしまうんで、ここでは
犯人たちを演じた俳優だけは書いておきますと、
林寛、見明凡太朗、水原浩一の3人です。
原作者は書いてないのですが
イーデン・フィルポッツの推理小説「闇からの声」の翻案?
悪く言えばパクリ?
テレビ初放送だそうで、少しキャプチャーしてみました。

映画のタイトル

斎藤達雄
この映画の探偵役の来栖啓吉

南部章三(左) 右は斎藤達雄
斎藤達雄の友人でホテルのオーナーの井川伊作

英百合子
ホテルに長期滞在している車椅子の婦人の法村あき子
その職業が少年の声を得意にしていた女優だと最後に
解る

北條みゆき
英百合子の付き人の伸子
英百合子はのぶちゃんと呼んでいる
調べるとプロマイド写真があるくらいの女優なので
少しは有名だったようです

林寛
亡くなった国枝元信の義理の弟の国枝安彦
2人が亡くなった為に手に入れた遺産は当時で約1000万円
貨幣価値が違う現在だと数十億円と思われる
新東宝のイメージが強い俳優

早見榮子
林寛の家の2人いる女中の一人の民子

日高澄子
国枝元信の娘の国枝裕子 若い頃はメチャ美人
この映画のヒロインで林寛と同居している
宝塚出身でこの年に映画デビューで大映から東映と
長きに渡り活躍し、お婆ちゃんになっても活躍した大女優

丸山英子(真ん中)
林寛の家のもう1人の女中ユキ
日高澄子に付いている

小柴幹治
日高澄子と相思相愛の医師の河野三次郎
東映大映と長きに活躍した二枚目スター
前にも書きましたが後年、ブラジルに渡ったと言われる

見明凡太朗
国枝家の家令(執事)をしていた林寺造
少年・国枝良一と一緒にホテルにいたのはこの男
大映の御大と言っていい名優

水原浩一(当時) 隣は日高澄子
林寛の仲間で日高澄子をものにしようとする小牧直紀
やたらに芸名を変えた人

小柴幹治と日高澄子
事件の解決で晴れて一緒になる2人
パイナップル部隊 (1959)
2022-09-14

日系二世のロバート・本郷が、朝鮮戦争での自らの体験を元に描いた手記の
映画化で主演は杉浦直樹で監督は内川清一郎。
今月の衛星劇場でやっています。尚、原作者のロバート・本郷も出演して
射ます。
朝鮮戦争へ派遣されたハワイに住む日系二世たちの部隊のことを通称
パイナップル部隊と言うそうで、この映画は彼らの朝鮮戦争での活躍を
描く群像劇になっています、
ただ、テレビのコンバットではなく実話ですから登場人物の半分以上が
亡くなっていきます。
杉浦直樹、マイク・佐野、ミッキー安川、ロバート・本郷、月原一夫、
中原功二、青山宏、大川二三夫、山下洵一郎、ジェリー・イトウ、
小坂一也などが兵士たちを演じています。(半分くらいは知らない俳優です)
他に杉浦直樹の叔父で東京で寿司屋をやっている伴淳三郎、その娘に
十朱幸代、他に山田五十鈴、桑野みゆき、春川ますみ、沢村貞子、
高橋とよ、神楽坂浮子などか共演で、当時有名なハワイアン歌手だった
エセル中田が1曲歌っています。
あと、巨人の日系人野球選手のエンディ・宮本の名前がタイトルに
ありましたが確認できませんでした。(長嶋の後の5番バッター)
昨日のあいつ今日のおれ (1965)
2022-09-12

田村正和の主演の松竹映画で何カ月か前に衛星劇場で
やってました。監督は大槻義一。
田村正和が気の弱い浪人生を演じています。
家族構成は便器の会社を作り上げた初代社長の祖父が
三津田健、二代目社長の父に松村達雄、母に荒木道子、
三人の姉に芳村真理、国景子、早瀬操がいる。
で大学に行く気のない彼が家出をして医大を目指し七浪
している長門勇の下宿に厄介になり、ヒョンなことから父の
会社でアルバイトすることになる。
一方、一家では北海道にいる祖父・三津田健が近々上京して
重大発表をするので家族全員が揃うように言われている。
で会社で社長秘書をしている芳村真理の婿の柳澤愼一が
田村正和をたまたま見かけ、その身代わりにするののだが・・・。
(まあ本人なんだから似ているのは当たり前)
で祖父がやって来た当日、田村正和が家出している間に、
いろいろな人に出会うことによって成長し、裕福だがバラバラ
だった家庭を見事にまとめる都合のいい結末になっています。
(ただ、母の荒木道子だけは彼を本物だと気づいていたようで
本当に優しい眼差しの流石の演技)
他に柳谷寛、桜むつ子、大泉滉、小瀬朗、楠トシエ等が共演して
います。いつもながら友人役の長門勇がいい味を出しています。
球形の荒野 (1975)
2022-09-09
落葉とくちづけ (1969)
2022-09-08

ヴィレッジ・シンガーズの同名曲を元に作った歌謡映画で主演は
尾崎奈々と藤岡弘で監督は斎藤耕一。今月、衛星劇場でやっています。
尚、ヴィレッジ・シンガーズは尾崎奈々の大学時代に同じ演劇部に
いた友人5人組とヴィレッジ・シンガーズ本人たちの両方を演じて
います。
大学を出てCMタレントをしている尾崎奈々の前に、漫画家を目指し今は
ペンキ屋をしている藤岡弘が現われ尾崎奈々が2年前に居なくなった
恋人、と言い始める。身に覚えのない尾崎奈々は、はじめは嫌がっていたが
執拗な藤岡弘に段々自信がなくなり、自分が記憶喪失になったのかと思い
始めるのだが・・・。
ここから、ちょっとミステリーじみたおとぎ話になっていきますが、
結末は意外に陳腐で、私のような尾崎奈々ファン以外には、あまりお勧め
できません。
ただ、当時既にヴィレッジ・シンガーズ以上に人気のあったGSのオックスが
出演していて、ヒット曲の「スワンの涙」などを披露しています。
今回もちょっとキャプチャーしてみました

映画のタイトル





尾崎奈々さんの色々な表情
可愛い!

早瀬久美
奈々さんの妹役

尾崎奈々と早瀬久美
お二人とも松竹のテレビの「お嫁さんシリーズ」のヒロインを
努めましたね
それにしても早瀬さんが70年代に入ってから「おれは男だ!」
で女子高校生に逆戻りしたのには驚きました

福田妙子
尾崎奈々、早瀬久美の母親役

山本リンダ
デパートの化粧品コーナーの店員役

尾崎奈々と山本リンダ
店員の山本リンダがモデルの尾崎奈々を使って
化粧品の説明をしているところ

香山美子
マンガ雑誌の編集員役
彼女の女優としてのピークは70年代に
入ってから

佐々木梨里
ヴィレッジ・シンガーズのマネージャー役

佐藤蛾次郎
奈々さんお見合い相手役

オックスの赤松愛
失神バンドのオックスが失神する時に一番使われたのは
ローリングストーンズの「テル・ミー」でしたね
と言ったところ
ザ・スパイダースのバリ島珍道中 (1968)
2022-09-06

ザ・スパイダースの日活での4作目で最終作。監督は西河克己。
今月、衛星劇場でやっています。
これで彼らの映画、東宝の「 にっぽん親不孝時代」を含む5作の
ラベルすべて完成です。お疲れさんでした。
今回は国際密輸団が日本からプルトニウムを持ち出そうと、それを
折から海外公演に向かうスパイダースのアンプに隠し、それを回収する
のを引き受けた内田良平と高品格とスパイダースのメンバーとの
攻防を香港・ジャカルタ・バリと移動しながら描くコメディー調の作品に
なっています。
小川ひろみ、伊藤るり子、杉本エマと美人女優が色を添えて楽しい
のですが、劇中にスパイダースがプルトニウムをバリ島の神聖な寺院に
埋めてしまうのは頂けません。
今だったら国際問題になるかも知れません。
で少しキャプチャーしてみました。

映画のタイトル

伊藤るり子
堺正章と婚約中で田辺昭知のいとこの役


杉本エマ
モデル出身のハーフタレントで11PMのカバーガールだった
国際密輸団の一員



小川ひろみ これがデビュー作のようです
バリに留学している女子大生
このあと松竹の専属になり、あの有名な「おれは男だ!」の
丹下竜子役で早瀬久美以上の人気になります

小川ひろみと杉本エマの水着のサービスカット

左から平凡太郎、楠トシエ、瞳美沙
香港に来ているチェリーシスターズを名乗る芸人の役
平凡太郎がリーダーで女性がチェリーシスターズ

楠トシエと瞳美沙
実際は姉妹ではなく母娘

木浦佑三
スパイダースのマネージャー役
日活の脇役では有名な人

堺正章と井上順
二人がチェリーシスターズに化けて女装したところ
その後の彼らのコメディアンとしての活躍を暗示しています
鯨神 (1962)
2022-09-05
泥棒成金 To Catch a Thief (1955)
2022-09-04