びっくり三銃士 (1952 )
2022-10-30

大木実が主演の松竹の人情喜劇で監督は斎藤寅次郎。
以前、衛星劇場でやってて今月も放送になってるんでラベルを作って
みました。
神戸が舞台で
盲目の母・吉川満子と暮らす花売り娘の千秋みつるは8年前の
戦争中に大陸で別れ別れになった兄で船員の星十郎との再会を楽しみに
していたが、その船のボスの伴淳三郎が密輸をしていて、それに
協力しない星十郎は上陸させてもらえず、隙をみて逃げ出したところ
伴淳に打ち殺されてしまう。
その上、伴淳の彼女で金貸しやキャバレーをやっている清川虹子の
バカ息子の大泉滉に見初められ、借金の肩代わりに結婚させられ
そうになっていた。
そんな彼女を助けるのが、タイトルにある三銃士の大木実、田端義夫、
堺駿二の三人と言う話です。
大木実は清川虹子の用心棒で千秋みつるの監視をしているうちに、
彼女に同情し寝返る役。
田端義夫は川崎造船所で、映画ではカンカン虫と言っているが要するに
、船のサビ取りやペンキ塗りをしている役。
堺駿二は田端義夫の友人で星十郎と同じ船に乗っていた船員の役。
と言ったところで他に千秋みつるの隣の娘に鮎川十糸子、打田典子、
紅あけみ、山路義人、西川ヒデノなどが共演。
千秋みつるさんは宝塚の出身で女優よりもシャンソン歌手として
有名で、お姉さんの深緑夏代さんも全く同じの宝塚の出身で
シャンソン歌手でした。
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忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ (1967)
2022-10-26

最近、東映チャンネルで始まって喜び勇んでラベルを作り始めたところ
私が観たのと違う番組だった。私が観たのは、この番組の前にやってた
「忍者ハットリくん」の方。
私が観たいのは谷村昌彦演じる花岡実太(はなおか じった)先生で
彼が出てないんでガッカリしております。
忍者ハットリくんが小学生の男の子と知り合い、その一般家庭に居候
するのは前作と同じで、小学生のフジ夫君が江原一哉、フジ夫の
パパが市村俊幸、フジ夫のママが関千恵子でナカナカ面白い配役、
で何とフジ夫のお姉さんが子役時代の松坂慶子ではないですかあ。
これで俄然観る気が起こりました。
怪獣は頂けませんが松坂慶子が観れるんで良しとしましょう。
確か、「忍者ハットリくん」の方は隣の家の女の子が子役時代の
奈良富士子だったんだよなあ。
天下の御意見番 (1962)
2022-10-24

これも現在、東映時代劇YouTubeで配信中の時代劇でトップクレジット
は片岡千恵蔵ですが、タイトルにある[天下の御意見番は大久保彦左衛門
のことですから、その役は月形龍之介が演じていて主演で監督は松田定次。
将軍家への年始の挨拶に来た大名の原健策と旗本の山形勲の行列が
先を争い騒動になり、旗本の山形勲の方に大きなおとがめが下ったことにより
それが大名対旗本の確執に発展する。
それに天下の御意見番の大久保彦左衛門(月形龍之介)が巻き込まれて行く、
と言うのが大筋です。
配役が豪華で両御大の片岡千恵蔵は松平伊豆守、市川右太衛門は
水戸頼房でゲスト出演。松方弘樹が一心太助、北大路欣也が徳川家光を
演じ他に木村功、桜京美、菅貫太郎、戸上城太郎、徳大寺伸、香川良介、
二代目澤村宗之助、三島雅夫など書ききれません。
ただ、女優陣は意外に地味で大きな役では丘さとみが彦左衛門の所に
押しかけ女房になろうとやって来る大阪の米問屋の娘を演じています。
豪華なセット、大勢の出演者で昔の東映の時代劇を観ると、今のショボイ
時代劇は観れませんね。
制服ワイセツ犯 性魔 (1986)
2022-10-23
危険な女 (1959)
2022-10-22
お世継ぎ初道中 (1961)
2022-10-19

これも現在、東映時代劇YouTubeで配信中の時代劇で主演が
里見浩太朗、桜町弘子で監督は内出好吉。
叔父の急死で貧乏藩の若殿になった里見浩太朗は裕福な藩の姫の
桜町弘子との縁組で国元へ旅に出るが、気ままな旅がしたいため
茶川一郎を身代わりにして星十郎と立原博の二人を共に気楽な道中
となるのだが・・・。
で里見浩太朗は藤本二三代が率いる旅回り一座に紛れ込んで、
桜町弘子の前で歌や踊りを披露しますが、この時点では桜町弘子には
里見がお相手の婿君とは解らない設定で、最後に里見の命を狙う
反対勢力の家老の原健策一味と斬り合いになり、これを撃退しメデタシ
メデタシの結末になります。
共演は柳家金語楼、円山栄子、加賀邦男、渡辺篤、赤木春恵などですが
原健策が雇う浪人たちに後の有名人がいます。
石井均、財津肇名義の財津一郎、それにてんぷくトリオ以前の
伊藤証名義の伊東四朗と戸塚睦夫が出ていますので確認して下さい。
鶯城の花嫁 (1958)
2022-10-18

大友柳太朗が主演の東映の時代劇で監督は松村昌治。
この前年に作られた「鳳城の花嫁」の姉妹篇(多分ヒットしたんでしょう)
として作られたようです。これも東映時代劇YouTubeにあったんで
ラベルを作ってみました。
三島雅夫が殿様の鴬城には松(大川恵子)、竹(桜町弘子)、梅(丘さとみ)
と三人の姫がいて、大川恵子の婿に将軍家のお声がかりの松平新七郎
(千秋実)が見合いに来るのだが、それを大川恵子が嫌ったため、やむなく
仮病にして、尼寺に隠し、家臣の大友柳太朗、腰元の中原ひとみ、乳母の
浪花千栄子をつけるのだが・・・。
で映画はこの機に乗じて、幕府から潜入し次席家老になっている山形勲一味
(原健策、徳大寺伸)が藩を取り潰そうとする企てを阻止する大友柳太朗の
活躍を描いています。
中身はそんなに深刻な内容ではなく、歌や踊りのシーンが多く、総天然色の
映画で絢爛豪華です。
共演は雪代敬子、山東昭子、志村喬、横山エンタツ、八汐路恵、
霧島八千代などで女優陣が豪華です。
七人の刑事 終着駅の女 (1965)
2022-10-14

大ヒットした刑事ドラマ「七人の刑事」の映画版は3作作られ
前2作が松竹で、最終作の3作目が日活で作られたこの作品で
監督は若杉光夫。
今月、日本映画専門チャンネルでやっています。
この作品は地方の3本立ての併映作として作られたようで、
上野駅のホームで30歳前後の女が殺害された事件の解決に挑む
七人の刑事(堀雄二、芦田伸介、菅原謙二、佐藤英夫、
城所英夫、美川陽一郎、天田俊明)の活躍を描きながら、その
背後にある売春組織や、当時まだ貧しかった東北地方の貧困問題を
クローズアップしています。
メインゲストの笹森礼子は東北から出てきたものの、暴力団に売春を
させられている娘役で、公開順で行くと、これが最後の作品のようです。
共演は他に北林谷栄、梅野泰靖、平田大三郎、大滝秀治、草薙幸二郎、
大森義夫、松下達夫、庄司永建、高山秀雄、杉山元などです。
尚、この映画は上野駅及びその周辺の大ロケーションをしています。
(JRから地下鉄銀座線に向かう地下への入り口は現在と同じですね)
踊り子行状記 (1955)
2022-10-14

市川雷蔵、勝新太郎、山本富士子が共演の大映の時代劇で
監督は安田公義。今月、衛星劇場でやっています。
市川雷蔵、勝新太郎の二人は上司の黒川弥太郎より抜擢登用され
そのお祝いの宴会の席で、登用の選にもれた酒癖の悪い河野秋武が
暴れだし、翌日も勝新太郎にからんだ事から斬り合いになり、勝が河野を
斬ってしまう。
勝新太郎の親友の 市川雷蔵が身代わりとなるも河野の兄の富田仲次郎
一派に追われることに・・・・
最終的に市川雷蔵、勝新太郎の二人が 富田仲次郎一派と対決する
ことになります。
山本富士子と 長谷川裕見子は映画の最初の宴会で踊る踊り子で
二人とも雷蔵を好きになる設定、また、江島みどりが雷蔵の妹役
を演じています。
長谷川裕見子さんは船越栄一郎の実母で大スター長谷川一夫の姪ですが
本当に綺麗な人ですね。
尚、市川雷蔵、勝新太郎、山本富士子の三人は同い年だそうな・・。
嫁とよばれてまだ三月 (1954)
2022-10-12

関西を舞台に名優の渡辺篤が主演の大映の喜劇映画で監督は
天野信。1時間位のシスターピクチャーで今月、衛星劇場で
やっています。
娘の峰幸子と二人暮らしの渡辺篤は、立ち退きになった飲食店街
の仲間と新たに店をはじめ、彼はその中の一人の浪花千栄子と
峰幸子も会社員?の上久保武夫と結婚する。
で映画はタイトルどうり結婚3か月たった二組の家庭に起こる
浮気騒動を描いています。
他愛もないはなしですが、結構面白いです。
尚、主題歌は当時の人気歌手の小笠原美都子が歌っています。
で少しキャプチャーしてみました。

映画のタイトル

立ち退きになった飲食街
「すまんだ」って何?
関西の方言ですかね

渡辺篤
私たちの世代には[お笑い三人組]のクリーニング屋の
江戸家猫八のお父さん役

浪花千栄子
関西の勝気なおばちゃん役にピッタリ

峰幸子
あの[舞妓三銃士]の人
今回は大きな役です
のちに丘久美子と改名してテレビで活躍

初音礼子
喜劇女優として有名でした
宝塚新芸座の座長を努めてますが宝塚歌劇団のご出身

種井信子
渡辺篤の浮気相手と間違われるが、実は別れた妻の
再婚相手との間にできた娘で峰幸子の異父姉妹
当時の大映作品に結構出てます
姫君一刀流 (1959)
2022-10-10


東映のお姫様女優の大川恵子の唯一の主演映画と言うことで
現在、 動画サイトの東映時代劇YouTubeにある時代劇のラベルを
作ってみました。共演が伏見扇太郎で監督が隅田朝二。
いい素材がないのでラベルは適当です。
父親の藩主の津村礼司と母が弟の原健策、腹心の堀正夫、
商人の清川荘司の陰謀によりキリシタンにされて殺害される。
姫の大川恵子は家老の水野浩に助けられる。
映画は姫の大川恵子が父母の仇を打つまでを描いています。
共演の伏見扇太郎は商人の清川荘司に抜け荷の疑いをもった
大目付の徳大寺伸の腹心の若侍で、抜け荷と津村礼司の
殺害事件ついて探索することにより大川恵子を助けることになる。
映画は60分ちょっとしかない作品で展開が早いです。
あの時代の東映の時代劇には大勢の女優がいましたが私は
大川さんが一番の好みです。
尚、東映時代劇YouTubeには大川さんも出ている「鶯城の花嫁」も
公開されています。
今後の配信予定には桜町弘子出演の「お世継ぎ初道中」や丘さとみ
出演の「天下の御意見番」が入っています。
YouTubeもバカにできませんね。
第8監房 (1956)
2022-10-06
ELVIS ON TOUR (1972)
2022-10-04
妻あり子あり友ありて (1961)
2022-10-04

佐田啓二と大木実が主演の松竹映画で監督は井上梅次。
今月、衛星劇場でやっています。
大正の終わりから戦後の60年安保の時代までの親友同士の二人の
警察官の半生を描いている作品です。
先ず驚くのが、この作品が150分以上もある当時としては非常に
長い映画だと言うことです。
映画の前半が大木実が中心、大木が途中で亡くなってしまう事も
あるのですが、後半は佐田啓二が中心の作品になっています。
高千穂ひづるが大木の妻、その息子に津川雅彦、乙羽信子が
佐田啓二の妻、桑野みゆき、三上真一郎がその子供たちで、他に
佐々木孝丸、須賀不二男、水戸光子、山路義人、市川男女之助、
青山宏、牧紀子、安部徹、十朱久雄、北竜二など書ききれない程の
豪華な配役です。
尚、映画の最後の方の佐田啓二の永年勤続の表彰シーンに
当時現役の警視総監だった原文兵衛が出演しています。
と言うことは、当時の警察は過酷な警察官の激務と、その陰で
犠牲になっている彼らの家族たちの生活を容認していたことに
なりますね。
母ぁちゃん海が知ってるよ (1961)
2022-10-01

貧しい漁村を舞台にした日活映画で監督は斎藤武市。
最近、衛星劇場でやってました。
タイトルが欠落しているので誰が主役なのか解らない。
このラベルの元になったポスターを見ると、どうやら
若い漁師の浜田光夫らしい。
ただ、映画を観ていると貧しい漁師の宇野重吉か、彼に後妻として
嫁いできた南田洋子か、宇野重吉の連れ子の太田博之あたりが
実質的な主役に思える。
とにかく、何でこんなに貧しいのか?、って言うくらい貧しいし、
その上次から次えと不幸が押しよせて来る。
こんなんだったら漁師はやりたくないなあ(笑)。
共演は金子信雄、初井言栄、松尾嘉代、高野由美、飯田蝶子、
東野英治郎、和泉雅子などですが、宇野重吉の親戚?の
金子信雄の娘でバスガイドをしている松尾嘉代が可愛い。