十六歳の戦争 (1973)
2018-10-06


1973年に作られた秋吉久美子の初主演映画で監督は松本俊夫。
映画旅の重さでデビューした時から注目していた彼女ですが、
彼女は無名の割には結構脱ぎっぷりがよくて、男性誌のグラビアで
見かけることがあり、写真の隅っこの方に生年月日なんか
書いてありますよね。
で、今でも覚えているのは、彼女はそもそも大学受験で東京に出てきた事、
(確か明治大学と中央大学を受けて落ちたこと)とか書いてありましたね。
あとこの映画に主演が決まった事等が書いてあったのですが、ナカナカ
公開されずに、1976年になってようやく公開になり、観に行きましたが
かなり難解な作品で、公開されなかったのも無理ないなあと思いました。
映画の内容、彼女もまだ全く無名だったこと、その他の俳優も地味です。
映画は愛知県の豊川市を放浪して訪れた青年(下田逸郎)がそこて知り合った
女子高校生(秋吉久美子)を通じ、1945年の豊川大空襲を知り、最終的には
自分の生まれた素性にまでたどり着く話になっています。
下田逸郎は当時シンガーソングライターでこの映画の音楽も担当、
まあ当時は少なくとも秋吉久美子よりは有名でしたが、演技も上手くなく
ひょっとしたら予算の関係で主演になったのかも知れません。
豊川市もこの映画に出資しているようですが、この映画は今市にとって
どんな存在なんでしょうか?
もし秋吉久美子が有名にならなかったら、おそらく公開にならずに
幻の映画になっていたかもしれません。
尚、豊川市では毎年8月7日に大空襲の慰霊祭が行われているようです。
私はこの作品のビデオを持ってまして、それをDVDにするにあたりラベルを
作成しました。制作年1973年と公開年1976年の2種類作成しました。
また、DVDも出ているようですが、オークション等では1万円を超える高値に
なっていてレアー物です。
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